アウトドアや災害時など屋外で活躍するポータブル電源ですが完全防水というわけではありません。非常時に機能してもらうためにも防水対策は必須です。
突然の雨や水しぶきなどが想定される屋外環境で活用するためにも、本記事ではポータブル電源のリスク分析から実践的な防水対策まで解説します。
1.ポータブル電源に防水対策が必要なワケ
ポータブル電源が水に弱い主な理由とリスク要因を解説します。
- 精密機器の構造的特性
放熱用の通気口が水の侵入経路になる。内部回路のショートやバッテリー劣化が原因。
- 屋外使用時の環境リスク
キャンプ場の突然の降雨や河川敷や海岸での塩分を含む水しぶき、結露や湿気の多い環境での長期保管
- 防水対策不足の実害事例
防水ケース使用中の熱暴走事故、水濡れによる保証対象外の事例。
そもそも精密機器であるポータブル電源は水に弱いという事実を知っておく必要があります。近年の製品は防水性も高くなってきていますが構造的に水に強い製品ではないことを念頭に運用をする必要があります。
2.おすすめのポータブル電源の防水対策
ポータブル電源の防水対策として実践的なものを紹介します。
- IP規格に基づく製品選定
IP65以上で粉塵完全遮断&噴流水防御、IP54で生活防水レベルの目安になります。
- 専用防水アクセサリー活用
防水対策用の純正アクセサリがある場合には活用しましょう。
- 耐水ジッパー付き防水バッグ
濡れを防止する保護ケースの活用。
- 防水対策時の注意ポイント
通気口を塞がない(熱暴走防止)ように使用する。
最も効果的なのは防水性の高い製品を選ぶことになります。防水性の高い製品に保護ケースなどの組み合わせを行うことでより高い安全性を保つことができます。
3.防災におすすめの信頼のポータブル電源
ポータブル電源を使用する際には、防水対策は重要なポイントです。今回は、ポータブル電源の性能はもちろんですが、専用の防水防塵のケース”Jackery ヒーティングキャリーバッグ”に対応した2機種を紹介します。
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
- 製品の特徴
Jackeryのスタンダードとも言える人気のモデルです。使用できる家電の幅広さから持ち運びのしやすさまで備えており、1台あれば安心というモデルです。
- 容量と家電の稼働時間
容量1070Wh:オーブントースター(1200W)を45分程度使用することのできる容量です。また、ソーラーパネルを併用することで使用時間はもっと長くなります。
- 定格出力と稼働できる家電
出力1500W:オーブントースターのような消費の大きい家電を問題なくお使いいただけます。
- 出力ポート
合計7個の出力ポート:AC×3、USB‐A×1、USB-C×2、シガーソケット×1
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
- 製品の特徴
”Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット”はJackeryの大容量 ポータブル電源です。より多くの電気を必要とする方におすすめのモデルです。
- 容量と家電の稼働時間
容量2042Wh:オーブントースター(1200W)を90分程度運転できる容量です。電気が足りない場合にはソーラーパネルでの充電も可能です。
- 定格出力と稼働できる家電
出力2200W:家庭用コンセントの1500Wを上回る出力です。1500Wを超えるパワーを備えているので2200Wの範囲内で複数の家電をお使いいただけます。
- 出力ポート
合計7個の出力ポート:AC×3、USB‐A×1、USB-C×2、シガーソケット×1
まとめ
防水対策はポータブル電源の寿命と安全性を左右します。防水・防塵に関わるIP規格の理解から始め、使用環境に合わせた対策を講じることが重要です。アウトドアでは可能な限り防水性の高い製品選びと純正アクセサリーの併用が効果的です。定期的なメンテナンスで、雨の日も安心して電源を活用しましょう。
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