Android Payが一般ユーザーに開放。日本での利用は?

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Android – Android Pay - Phone

Android Pay(アンドロイド端末のモバイル決済システム)のアプリが、一般ユーザーにも開放されました。Android 4.4 Kitkat以上のOSであれば利用可能となります。おサイフケータイなどNFC関連の技術が発達している日本ですが、果たして国内でも使えるのでしょうか?

Android Payが一般ユーザーに開放

米国時間2015年9月10日より、かねてよりOSレベルで搭載する予定だったGoole社のアプリ「Android Pay」アプリが一般ユーザー向けにも開放されました。これによりカード情報などを登録し、モバイル端末での決済が可能になります。

Android Payとは

Google社のNFC機能を利用したモバイル決済システム。一足早くAppleのApple Payが発表されていましたが、後追いする形でローンチされました。

Android – Android Pay

Android搭載端末に専用アプリをインストールすることで、店舗の決済端末にかざすだけで支払いが可能となる便利な機能です。

クレジットカード・デビットカードなどの情報を登録可能

事前にクレジットカードやデビットカードの情報を登録しておくことで、決済方法を選んで支払いすることが可能です。このあたりもApple Payと似ていますね。

Youtube動画で見てみると、さくっと自販機から飲み物を購入出来ることが分かります。予めカード情報を登録しておけば、あとは本体ロックを解いて端末にかざすだけ。登録カードがポップアップするので、選んで終わりの簡単作業です。アプリを開かなくとも決済出来る点はナイス。

セキュリティ

個人情報関連は購入店舗に渡されることなく、Googleアプリ内システムが形成した仮の口座番号(バーチャルアカウントナンバー)などが取引に利用されます。モバイル決済には抜き取りや個人情報の抜き取りが懸念されますが、強固なセキュリティ仕組みを構築している点はGOOD。

具体的にいうと、該当情報は端末内部の保護されたセキュリティチップに保管されるそうなので、最近のモバイル決済システムと同様のセキュリティレベルを誇ります。

Nearbyアプリ

アプリのNearbyを利用すると、android payのモバイル決済に対応した端末が置いてある店舗を検索することも出来ます。

各国の対応状況は?

2015年9月時点で利用出来るのは米国内で発行のカード系に限られていて、Apple Payと比較すると発行銀行数も少ない模様。

Android Payの日本国内対応について

さて米国内では既にサービス対象となっているわけですが、日本ではどうなるのでしょうか。日本ではFelica系NFC対応端末が多いですが、実際に日本で使えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

日本では独自NFC対応がほとんど

日本国内のNFC決済システムに関しては、Felicaベースのものがほとんどだそう。Android Payではこの非接触決済システムに互換性がないようなので、利用できそうな店舗はかなり少ないのが現状。

Paypass・Paywaveなどの対応している機器ターミナルもありますが、日本で使えるかというとほぼ無理だそう。

今後のGoogle対応

まだまだ正式情報は出てきておりませんが、国内モバイルNFC決済のインフラを考えると、まだまだ実利用は厳しいと言えます。

googleが正式にAndroid Payを日本投入する以前に、北米系に準拠したNFC決済システムを導入する必要があったりとかなり時間を要するでしょう。独自規格・技術で最先端分野の日本ではありますが、あとからやってくるGoogleやAppleなど巨大企業の大きな波に乗りきれないのは少し残念でもあります。

Android Payと日本国内対応についての疑問まとめ

結局、米国系巨大IT企業のNFC決済システムは日本導入までに相当の時間を費やしそうです。国内系独自規格が海外でメインストリームになるのも少し考えにくいので、いままでどおりおサイフケータイなどを利用することにしばらくはなるでしょう。

(Source:Android/Engadget)

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