「USB Type-C」とは?今更聞けないPC知識

macbook usb C

USB-TYPE-C

Appleの新Macbookにも採用された「USB Type-C」。なんとなくUSBは分かりますが、Type-Cとは一体何なのでしょうか?知っているようで知らない新規格を、わかりやすく解説します。

USB Type-Cとは

USB規格の歴史

USB type A

USBとはそもそも「ユニバーサル・シリアル・パス」の略で、コンピューターを周辺機器と接続するための規格です。これによってデータの転送などが有線で可能となり、写真や動画が送れるワケです。

ユニバーサル・シリアル・バス(英語: Universal Serial Bus、略称:USB、ユーエスビー)コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つである。 -wikipedia-

このUSBという規格はPC市場の拡大とともに発展を遂げ、ついに超高速転送が可能な「バージョン3.1」まで進化しました。ただしこの「Type-CとUSB 3.1は別物」と考えておいたほうが無難です。

Type-Cは超高速転送?いや、ものによる

さて新MacbookのType-Cコネクタは「USB 3.1 Gen1の超高速転送」に対応しているので、大きなファイルも爆速で送ることができます。(ケーブルによっては対応していないものもあります。)

上記のYoutube動画は英語ですが、USBのタイプと規格についてわかりやすく説明しています。

規格上の理論値は「最大10Gbps(Gen2)」のデータ転送速度なので、2.0の480Mbpsをはるかに上回っているのがわかります。(ちなみに新Macbookのデータ伝送速度はGen1なので最大5Gbpsです。)

USB 3.1 Gen2 and 1, use 2.0(*少しわかりにくいのですが、USB 3.0は2015年にUSB 3.1 Gen1へ名称変更されています。)

ここで注意しておきたいのは「Type-C = USB 3.1対応」ではないということです。もちろんUSB 2.0のものもありますし、ケーブルによって性能や規格も異なってくるので覚えておきましょう。

USBタイプの違い

USBにはそれぞれの形状があり、その形によってタイプが分かれているのが特徴です。

USB Type A-B-C

GAPTEK BANGET.com

  • Type A パソコン差し込みコネクタ(左)
  • Type B 周辺機器差し込みコネクタ(中)
  • Type C リバーシブルコネクタ (右)

つまりは形状を表しているだけなので、先述の通り「USB 3.1 = USB Type-C」とはならないので注意が必要。なので「USB 2.0規格のUSB Type=C」というケーブルが売られている可能性も全然あるワケです。

ここまで「形状が違う」ことが分かりました。(厳密にいうと形状が違うだけではありませんが、これ以上の違いを知っていても得しないので割愛します。)では、その他の特徴はなんでしょうか。

リバーシブル仕様

Type-Cの形状というのは「リバーシブル」となっており、ウラオモテを問わず接続できるのが1つの特徴です。

macbook usb C

Apple

従来のType-Aコネクタは差し込み口の上下が決まっており、差し込みに時間がかかりした。この点か改善されているのは嬉しいポイントですね。

またUSB Type-Cが新規格として注目されているのはこれだけではありません。将来的にケーブルを統一する可能性も秘めています。

全てのケーブルを一本化?

米国の映像規格団体VESAが策定した「DisplayPort Alternate Mode (ディスプレイポートの代替モード)」は「USB-Type Cに映像伝送の機能もつける」というものなのですが、AppleのMacbookが早速採用しているので、例として見てみましょう。

Macbook usb type C port

Apple

新型のMacbookでは、USBポートはType-Cが1つのみです。なぜかというと「HDMIやVGA、ディスプレイポートの役割をこれひとつでできてしまうから」なのです。

USB-C all in one

つまりMacbookのパターンでいくと「1つしかポートを搭載していない」と言うよりは「ひとつで全てできるから」という意味合いが強いです。

ちなみに新Macbookの場合はポート1つで5つの役割を持つそうで、この対応機器が増えてくれば「多くのケーブルを買う必要がなくなる=ケーブルが1本化」するのもすぐそこかもしれません。(これらの規格全てに対応するかどうかは、Type-Cであってもコネクタによリます)

従来のコネクタは「ホストがA、デバイスがB」といったルールもありましたが、USB-Type-Cを採用することでどちらでもOKに。このケーブル1本に異様な未来が詰まっているのがわかります。

特にAppleの場合は純正品の値段がそこそこするので、幾つかのケーブルが不要になれば金銭的にも大きなメリットがありそうですね。

USBは今後どうなる?

もちろん既存のUSB 2.0や3.0も市場に出回るでしょうし、現状のPC市場を考えればAppleの「USB  Type-C 3.1対応Macbook」は早すぎたようにも思われます。

ただしGoogleのプロダクトマネージャーも「将来的には採用する」と語っており、もしかすると2016年〜2017年には「USB Type C対応のAndroidスマートフォン」が登場するかもしれませんね。

USB Type-Cとは?パソコン豆知識まとめ

大手各社が語る未来が実現するなら「ケーブル一本でなんでもできる」のも、すぐそこまで来ているのかもしれません。

すでにサンワサプライなどでは対応機器を多く発売しているので、覗いてみるのも楽しそうです。

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