HTCが発表した新モデル「HTC U Ultra」のスペック・価格・発売日まとめ。U Ultraは2017年に発売のフラグシップ機種で、5.7インチの高解像度ディスプレイ、QualcommのプロセッサーSnapdragon 821を搭載した高性能モデルです。
3.5mmイヤホンジャックが廃止されていますが、USB Type-C接続用のイヤホンが付属するなど注目ポイントもいくつかあるのでチェックしていきます。
HTC U Ultraのスペック
HTC U Ultraは、HTCが発売予定の Androidスマートフォン。スペックは以下の通り。
機種名 | HTC U Ultra |
---|---|
OS | Android 7.0 + HTC Sense |
ディスプレイ | 5.7インチ Quad HD(2560*1440) 513ppi super LCD 5 Corning Gorilla Glass 5 |
デュアルディスプレイ | 2.05インチ (160*1040) |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 821 |
RAM | 4GB RAM |
ROM | 64GB ROM |
外部メモリ | microSD (最大2TB対応) (SIM 2を利用) |
リアカメラ | 12MP (HTC UltraPixel™ 2 with 1.55μm pixel) PDAF + Laser focus BSI sensor Optical Image Stabilization (OIS) ƒ/1.8 aperture Sapphire lens Dual tone LED flash Self timer up to 10 seconds Face detection Pro mode with manual control, 16 sec. long exposure, and RAW format support Auto HDR Panorama Zoe capture Hyperlapse Slow motion video (720P@120 fps) 4K video recording with 3D Audio, Hi-Res audio Video Pic |
フロントカメラ | 16MP, with HTC UltraPixel™ mode BSI sensor Live make-up Auto Selfie (keep still or smile) Voice Selfie Self timer up to 10 seconds Auto HDR Selfie Panorama Full HD 1080p video recording |
バッテリー | 3000mAH Quick Charge 3.0対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 & 5 GHz) |
NFC | 対応 |
Bluetooth | 4.2 |
ポート | USB 3.1, Gen 1, Type-C |
本体サイズ | 162.41 x 79.79 x 3.6-7.99mm |
重量 | 170g |
背面にはガラス素材を採用しており、光の反射と丸みのある3Dガラスがデザインのアクセントになっているようです。
Android 7.0 + HTC Sense
OSにはAndroid 7.0 Nougat(ちなみにHTC U PlayはAndroid 6.0)を採用し、HTC SenseというHTC独自のUIでカスタマイズが入っています。U Ultraの注目は「HTC Sense Companion」というAIアシスタント機能が新たに搭載されました。
単なるボイスアシスタントではなくAIということで、例えば天気を示唆したり旅行にモバイルバッテリーを持参することをすすめてくれたり、自分の好みに合わせたレストランをすすめてくれたり、といったことが可能なようです。これは使えば使うほどHTC Sense Companionがユーザーのテイストを学ぶようになっているとか。
デュアルディスプレイ
高解像度メインディスプレイとは他に、以前LGの機種でも搭載されていたようなセカンドスクリーンが上部に搭載されています。
例えばよく使う連絡先を表示してくれたり、アプリのショートカットやイベント通知などを表示してくれます。この辺りが今回搭載されたアシスタントAI機能とうまくUIとして機能するかにも注目です。
12MPカメラ+OIS
以前のHTC 10はカメラ機能でも評価された機種でしたが、HTC U Ultraも高性能カメラをアピール。メインカメラは HTC UltraPixel 2に対応した12MPカメラとなっており、PDAF+レーザーAFにも対応。光学手ぶれ補正も搭載しています。
4つの好感度・全指向性マイクを搭載しているとのことで、動画撮影時や録音時の性能にも注目。360度でその場にいるような録音ができるということなので期待です。
16MPセルフィーカメラ
背面カメラだけでなくフロントカメラの性能にも注目。16MPのHTC UltraPixel対応セルフィーカメラとなっており、前面の撮影でも綺麗な写真を残せるとしています。最近はOnePlus 3TやXperia XA Ultraなどもそうですが、セルフィー需要に訴求する機種が出てくるのもこれからのスマートフォンの特徴になるかもしれませんね。
3.5mmイヤホンジャックの廃止。ハイレゾ対応のType-C接続イヤホン同梱
HTC U Ultraは3.5mmオーディオジャックが廃止されていますが、USB Type-Cポートへの接続に対応したHTC Usonic,ハイレゾ対応イヤホンが付属します(USモデル)。
HTC USonicは音波パルスを分析してユーザーに適応するとのことで、音響面にも注目です。
HTC U Ultraの価格
米国ではすでにプレオーダーが開始しており、プレオーダー時の価格は$749とやはりフラグシップ機ならではといったところでしょうか。ちなみにHTC公式サイト(US)ではSIMロックフリー版が販売されています(USキャリアモデルが今後販売されるかは?)。
HTC U Ultraの発売日
米国ではすでにプレオーダーが開始しており、2017年3月中旬には出荷が開始する予定です。
日本での発売は?
日本での発売は発表時点では特に言及されていません。
auではすでにHTC 10が発売していますが、SIMフリーではDesire EYEとDesire 626の2機種。ハイスペックでフラグシップ機ということを考えると次期モデルとしてau/KDDIのスマートフォンラインナップに食い込んでくる可能性はありますが、あくまで推測です。
ちなみにUSモデルはnano SIMで、対応バンドは以下のようになっています。気になる方はこちらもチェック。
2G/2.5G – GSM/GPRS/EDGE
850/900/1800/1900 MHz
3G UMTS
AWS/850/900/1900/2100 (B4/B5/B8/B2/B1), HSDPA 42, HSUPA 5.76
4G LTE (up to 600Mbps)
FDD: Bands B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B20/B28
TDD: Bands B38/B39/B40/B41 with 2CA, 3CA
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