国内で人気のモバイル決済機能「おサイフケータイ(Felica)」。SIMフリースマホでも国内メーカーの開発した対応機種が続々と登場しています。今回はおすすめのモデルを一挙まとめて紹介!スペック比較にもどうぞ!
おサイフケータイ対応の人気SIMフリースマホ
「格安スマホ」とも言われる人気の機種を比較。日本のモバイル決済サービスに対応しているSIMフリースマホはSONYモバイルコミュニケーションズや富士通・シャープなどほとんどが国内メーカーの開発モデルとなっています。
Xperia J1 Compact
ソニーモバイルコミュニケーションズが開発したSIMフリースマホ。FeliCa対応端末の中ではハイスペックな仕様となっており、性能も重視したい方にオススメ。So-net / 楽天モバイル / イオンスマホなどセット購入ができるMVNO格安SIMも多く、人気の根強い機種。
機種名 | Xperia J1 Compact |
---|---|
OS | Android 4.4 |
CPU | 2.2GHzクアッドコア |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
ディスプレイ | 4.3インチ HD |
カメラ | 背面:2070万画素 イン: 220万画素 |
バッテリー | 2300mAh |
NFC | Nanaco/ローソンモバイルPonta/WAON/楽天Edy/QUICPay/モバイルスターバックスカード/Mobile members/東京ドームTDモバイル2/ticket board |
Xperia Z3 Compact
ドコモで発売されたXperia Z3 Compact(SO-02G)。こちらは元々SIMフリー機ではないのですが、中古価格が4万円弱という格安スマホ並の安さ(執筆時点の価格コム調べ)と、ドコモ純正端末ならでは「モバイルSuica」が利用可能ということでノミネート。いわゆる「ドコモの白ロム」ってやつですね。
こちらもハイスペックなので性能重視のユーザーにオススメで、ドコモ系MVNOの格安SIM運用とも相性◎!
- OS Android 4.4
- CPU 2.5GHzクアッドコア
- RAM 2GB
- ROM 16GB
- ディスプレイ 4.6インチHD
- カメラ 2070万画素/220万画素
- バッテリー 2600mAh
- モバイル決済 モバイルSuicaなどに対応
ARROWS M01/ arrrows M02(RM02)
富士通から発売しているSIMフリースマホ。M01が旧モデル、M02が最近発売した新モデルです。Arrowsシリーズは文字入力に定評がある他、防水・シンプルホーム・長時間駆動のバッテリーなど格安スマホ「らしくない」特徴がオススメポイント。
特に新機種の「arrows M02」に関してはVoLTE対応・MIL規格14項目準拠など多くの機能を搭載しており、それでいながら価格は約3万円とコスパも上々。2015年国内メーカーの機種では最注目です。
機種名 | arrows M02 | ARROWS M01 |
---|---|---|
メーカー | 富士通 | 富士通 |
OS | Android 5.1 Lollipop | Android 4.4 |
CPU | Qualcomm Snapdragon410 (1.2GHzクアッドコア) |
Qualcomm Snapdragon410 (1.2GHzクアッドコア) |
RAM | 2GB | 1GB |
ROM | 16GB | 16GB |
SDカードスロット | microSDHC 最大32GBまで |
microSDHC 最大32GBまで |
ディスプレイ | 約5インチ 有機ELディスプレイ ゴリラガラス3 (1280×720)HD |
約4.5インチ 有機ELディスプレイ (1280×720)HD |
カメラ機能 | 背面カメラ810万画素 インカメラ240万画素 |
800万画素 130万画素 |
バッテリー | 2,330mAh | 2500mAh |
連続通話時間 | 約780分(VoLTE) | 約670分 |
連続待受時間 | 約580時間(4G LTE) | 約950時間(3G) 約700時間(LTE) |
SIMサイズ | nano SIM | micro SIM |
対応周波数(LTE) | [docomo] 2GHz,1.8GHz,800MHz [au] 2GHz,800MHz |
docomoのみ |
防水・防塵 | 防水 IP5/8 防塵 IP6X |
防水 IPX5/8 防塵 IP5X |
おサイフケータイ | ◯ | – |
WiFi | IEEE802.11 b/g/n | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 | 4.0 |
AQUOS SH-M02(RM02 / EVA20 / g04)
シャープも2015年後期に新機種を発売!AQUOS SH-M02というのが正式名称ですが、楽天モバイルでは「SH-RM02」・セブンイレブンとエヴァンゲリオンのコラボモデルは「EVA20」・gooスマホでは「g04」という名称で販売しています。まさに引っ張りだこの人気モデル。
メインカメラに1310万画素を搭載しており、こちらには定評あり。ただし税込が4万円弱と価格が少し高いので、コスパ面でお得「arrows M02」や高性能重視の「Xperia Z1 Compact/Xperia Z3」と比較すると、市場の立ち位置としては苦戦を強いられそうなモデル。
機種名 | AQUOS SH-M02 SH-RM02(楽天モバイル) g04(gooスマホ) EVA20(セブンイレブン限定) |
---|---|
メーカー | SHARP |
ディスプレイ | 5.0インチ HD(720×1280) |
OS | Android 5.0 |
CPU | クアルコム Snapdragon 400 (MSM8926クアッドコア 1.2GHz) |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
SDカードスロット | microSDHC(最大32GB) |
カメラ | 背面カメラ:1310万画素 インカメラ:210万画素 |
バッテリー | 2450mAh (約3日の電池もち) |
通信バンド対応 | LTE : Band1(2.0GHz)、Band3(1.7GHz)、Band19(800MHz)、Band21(1.5GHz) 3G : Band1(2.0GHz)、Band6(800MHz)、Band19(800MHz) |
WiFi | IEEE 802.11b/g/n(Wi-Fiテザリング対応) |
Bluetooth | 4.0 |
サイズ | 約134mm×71mm×9.9mm (高さ×幅×厚さ) |
重さ | 約145g |
価格 | 38,800円(goo) 39,800円(楽天モバイル) 84,240円(eva) |
発売日 | 2015年10月20日 (EVAコラボ版:11月2日) (楽天M:10月29日) |
その他 | 防水:IPX5/7 おサイフケータイ VoLTE SIMサイズ:Nano SIM |
AQUOS SERIE SHL25
こちらも元々SIMフリースマホではありませんが、au系MVNO回線の格安SIM「mineo」でセット購入・運用が可能なのでノミネート。価格は75600円(11月8日時点)と高いですが、その分モバイルSuicaに対応し、スペックもCPUがクアッドコア2.3GHzと高性能。5.2インチのFHDディスプレイを搭載しているので他社のHD格安スマホよりも大画面・高精細な動画を楽しめます。
- OS Android 4.4
- CPU 2.3GHzクアッドコア
- RAM 2GB
- ROM 32GB
- ディスプレイ 5.2インチ FHD
- カメラ 1310万画素/210万画素
- バッテリー 3150mAh
- モバイル決済 モバイルSuicaなどに対応
公式サイト:mineo
DIGNO M KYL22
こちらもKDDI/auが発売していた機種。なので元々SIMフリーではありません。しかしながら価格はmineoで一括48,000円とSHL25よりも安く、実はスペックがそこまで変わらないという優れもの。au白ロムならでは、多くのおサイフケータイサービスに対応しているのがポイントです。
- OS Android 4.2.2
- CPU 2.2GHzクアッドコア
- RAM 2GB
- ROM 32GB
- ディスプレイ 5.0インチ FHD
- カメラ 1300万画素/120万画素
- バッテリー 2600mAh
- モバイル決済 モバイルSuicaなどに対応
公式サイト:mineo
SIMフリースマホでおサイフケータイを運用する注意点
- ドコモの「iD」は格安SIM契約で使えない
- モバイルSuica利用者はキャリア端末の白ロムがオススメ
- 楽天Edyはやっぱりお得?
順を追って解説していきます。
iDは格安SIMでは利用不可
ドコモ利用者が使える「iD」というモバイル決済サービスがありますが、こちらは格安SIM契約では使えません。なぜならドコモのネット接続サービスである「SPモード」の契約が必要だからです。SIMフリー機を使う人は格安SIMで運用する予定の方が多いと思われるので、こちらには注意。
モバイルSuicaならキャリアの白ロム
最初からSIMロックフリーとして発売されている格安スマホに関しては、JRの「モバイルSuica」に非対応の機種がほとんど。なので使いたい場合は中古などでXperia Z3などの白ロムを手に入れるか、元々キャリア端末のDIGNO MやSHL25をセット購入したいところです。
もしくは今ドコモやauで利用中のスマートフォンがモバイルSuica対応であれば、端末は持ち込みで契約だけ格安SIM切り替えても良いかもしれないですね。
楽天Edyが1番お得?
FeliCa系のサービス運用でいえば、楽天Edyが一番お得かもしれません。理由を挙げるとすれば、
- SIMロックフリースマホでは楽天Edy対応機種が多い
- 楽天スーパーポイントと相互交換
- 楽天モバイルでキャンペーンもたまにある
1「対応機種が多い」ですが、今回紹介した「Xperia J1 Compact/arrows M02/ AQUOS SH-M02」は基本的に楽天Edy対応です。ということは今後発売される新機種もサービスをサポートする可能性が高く、継続的に使えそうなサービスとしてのメリットがあります。
2「楽天スーパーポイント交換」ですが、たまったRSポイントは、基本1P=1円で楽天Edyに交換が可能です。クレジットカード利用やショッピングでたまったポイントを手軽におサイフケータイ経由で使えるのは超絶便利で無駄がありません。
3「楽天モバイルキャンペーン」ですが、最近楽天本体に吸収されたMVNO「楽天モバイル」で、Edyチャージなどの特典をたまに見かけます。さらに格安SIM利用でもRSポイントが貯まっていくので、「楽天モバイル利用→RSポイント貯まる→楽天Edyへ」という好循環が生まれます。
ということで、おサイフケータイ×格安SIMを利用するなら、今の所最強のエコシステムを構築している楽天モバイルが1番お得といえるでしょう。
SIMフリー格安スマホとおサイフケータイ・まとめ
2015年後期には富士通がarrows M02という高コスパ機種を発表しているので、多少ニッチな市場ではありますが、ユーザーの心を掴みそうな予感。
…以上、こちらの記事が皆さんの参考になれば幸いです。是非活用してみてください!
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