海外で発売されている、低価格ながらSnapdragon 820を搭載したハイスペック機「OnePlus 3」の実機レビュー。今回はA3000というモデルを購入してしばらく利用しましたので、レビューをしてみたいと思います。
OnePlus 3の実機レビュー
高性能・低価格で注目を集めていたOnePlus 3のレビュー。発売からしばらく経っていますが、そのハイスペックな仕様とシンプルな機能で人気を集めています。まずは開封とデザインから。
開封・デザイン
まずは開封。OnePlusのブランドカラーとも言えるレッドの箱が印象的。
箱を開けると本体、説明書、SIMピン、USB Type-CケーブルとACアダプターが同梱しています。
背面。OnePlusのロゴと背面カメラが設置されています。そこまで光沢のないシンプルなデザインも特徴。
ディスプレイ
前からパシャり。ディスプレイ解像度はフルHDですが、ビビットで見やすい描写。5.5インチの大型ですが、本体は薄型なので持ち易いです。海外ではZTEのAXON 7の方が解像度が高かったりしますが、ディスプレイ解像度が高いと電池持ちにも影響きそうなので、正直フルHDがベストな気がしています。
カメラ機能
カメラに関しては本体から出っ張っているので、気になる方はケースを利用した方が良いかもしれません。背面カメラは16MPということですが、明るい場所なら綺麗な写真は撮れると思います。
ZenFone 3も最近購入したのですが、暗所の撮影に関してはZenFone 3 ZE520KLの方が綺麗に撮れることの方が多いように感じました。この辺りは実機で試してみてください。
スピーカー
底面にはスピーカーとtype-C接続、3.5mmイヤホンジャックを装備。スピーカーの音に関しては特段良いというわけではありませんが、クリアな音でYoutubeが楽しめるレベルです。
電源ボタン・音量ボタン・通知切り替え
右サイドにSIMスロットと電源ボタン、左サイドには通知関連の切り替え機能があるつまみと音量ボタンが設置されています。ここまで見る通り、デザインは極力シンプルで、さりげないです。
SIMスロット
ちなみにSIMスロットは「nano / nano」のデュアルSIM仕様。OnePlus 3はmicroSDカードスロットに対応していないのが少し難点ですが、ストレージが64GB ROMあるので十分といえば充分です。
技適はないのでオススメはできませんが、ドコモ回線の周波数帯には対応しています。
充電・電池持ち
ケーブルとACアダプターは専用の急速充電に対応。独自の急速充電規格のようで、高速ですがあまり他のスマートフォン用に使うのは良くないとYoutubeや英語サイトで注意喚起されていました。OnePlus 3専用で使った方が良さそうです。ちなみにケーブルはかなり太いです。
専用ケーブルとACで充電すると30分で63%ほど充電できるというのが公式サイトの触れ込みですが、実機で試してみると30分で50%弱は充電できるほどでした。電池持ちに関しては3,000mAh+フルHDならもう少し持っても良いかなという気はします(Snapdragon 820のせいかな?)。おそらく使用頻度が多い方なら1日持たないでしょう。
充電が早いのでそこまで気にならないような気はします。
スペックとベンチマーク
Snapdragon 820と大容量メモリ6GB RAMというのがOnePlus 3の特徴ですが、実際にAnTuTu Benchmarkテストをしてみたところ、かなり高いスコアを記録してくれました。動作環境は遅れなど感じることもほとんどないので、スペック重視の方はオススメです。
- Android 6.0 Marshmalow
- 5.5インチ FHD
- Snapdragon 820
- 6GB RAM
- 64GB ROM (microSDカードスロット非搭載)
- 背面カメラ:16MP
- フロントカメラ:8MP
- nano SIM×2
- USB Type-C
- 3000mAhバッテリー
ソフトウェア
カスタマイズが少ないのが逆に好印象ですね。プリインアプリも最小限ですし。きになるカスタマイズの部分と言えば左サイドにある通知変更のつまみですね。正直あまり使ってません。ジェスチャーなどカスタマイズできる部分もあるのですが、他のメーカーのカスタマイズされている部分と比べると、それらは比較的最小限に抑えられており、スペックをむしろ重視している印象を受けました。
ちなみに原因がわかりませんが、Huluの動画再生ができません。それ以外のアプリはしっかり動いています。
OnePlus 3の実機レビューと思ったことまとめ
同じ価格帯で購入出来るスマートフォンとしての性能は随一で、Snapdragon 820やRAM 6GBの実力、カメラ性能、急速充電対応や指紋認証機能などスペックはコスパ面で見てもかなり高いです。
ROMを焼いたりといった使い方をするなら別ですが、よくも悪くも性能重視。ソフトウェア面でのカスタマイズは極力抑えているといったところで、よりメーカーの独自機能がデフォルトのソフトウェアで多く入っているスマートフォンが欲しい方にはあまり面白くない端末なのかもしれません。非常に使い易い端末なのですが、素のまま利用していると、ガジェット好きの人は飽きるかもしれないな、という気がしないでもありませんね。
個人的には十分サクサク動いてくれるので気に入っていますが、カメラ機能や技適関連も考えると、国内で発売したZenFone 3 (ZE520KL)で運用した方が無難なのかな、という気がしました。
(ZenFone 3 ZE520KLの購入できるMVNO/格安SIM)
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