世界発!Snapdragon820搭載「Le Max Pro」のスペックは?

CES2016で発表された中国メーカーLeTV製「Le Max Pro」は、なんとSnapdragon820を世界搭載するスマートフォンとしてお披露目されました！今回は気になるスペックを調査していきます。

「Le Max Pro」Snapdragon820搭載スマホのスペック

中国のスマホメーカーLeTVが開発した「Le Max Pro」のスペックは以下の通りです。クロック数2.2GHzに発熱問題が改善されたと噂のクアルコム製「Snapdragon 820」を搭載した世界初のスマートフォンとして注目を集めています。

背面に2100万画素の高性能カメラを備えており、USB Type-C/Bluetooth 4.2に対応。OSもAndroid 6.0 MarshMallowを採用し、スペックは全世界でみても超絶ハイスペック。

RAMは4GBを装備し、多くのアプリや重いゲームも快適にプレイできそうな仕様となっています。ディスプレイも6.33インチの大画面、2560×1440のWQHDと超高解像度になっているので、YoutubeやNetflixなどの動画視聴にもオススメですね。

海外サイトPC Magazineが伝えたところによると、性能を計測する「AnTuTuベンチマーク」テストでは、驚異の13万点を超えるスコアをたたき出しています。

ちなみに画像下を見ていくと、Huawei Mate 8らしきものが9万弱、サムスンのGakaxy Note 5/ Galaxy S6 Edgeが8万弱という結果になっているので、このLe Max Proのベンチマークスコアがいかに恐ろしい数値かはお分かりいただけると思います。

Snapdragon 820は今回のLeTV新スマホに搭載されたばかりなので実力は未知数ですが、少なくともスコアだけみれば爆速で動作することが予想できますね。

写真でLe Max Proを見ていくと、背面はiPhone 6S/6S Plusにみられるようなデザインが特徴となっています。さらに中央部には指紋認証センサーを搭載しており、最近のトレンドである生体認証機能もしっかり採用していますね。

前面はフラットなデザインとなっていますが、ベゼル部分はかなり狭く作られているのがわかります。ディスプレイサイズは6.33インチと大きいですが、持った感じはそこまで大きく感じないかもしれませんね。

日本ではあまり馴染みないメーカーなので一応紹介しておきましょう。

LeTVは中国のソフトウェア・ハードウェアメーカーで、北京市に本社があります。2004年に設立された比較的新しい企業ですが、インターネットビデオ業界で大量TVシリーズの著作権を保有していることでも知られています。

SmartTV用のコンテンツの作成などを展開していましたが、最近はスマートフォン事業もスタートしています。有名なのがフラグシップ機の「LE Max」ですね。これをスペックアップしたモデルが「LE Max Pro」につながっていくわけです。

スマートフォンのラインナップはかなりハイスペック寄りにシフトしていますが、それでも「格安スマホ」と呼べるような２-３万円台のモデルも発売しています。

例えば「letv One X600」は、Android 5.0 Lollipop/5.5インチ（フルHD）/MediaTek helio X10（オクタコア）/RAM3GBというハイスペック仕様ながら、価格は海外で購入した場合2万円弱。日本に進出したら爆売れしそうな機種ですね。

購入サイト：GearBest

ハードウェア事業のみならず音楽事業「Letv Music」やクラウドサービスの「Letv Cloud Computing」なども展開していたようで、ソフトウェア関連の技術もかなりの蓄えがあると見て良いでしょう。

ビジネスの重要拠点として注目されている中国をメインに展開をするletv、さらに高性能機種にシフトしていることもあり、今回Qualcommのスナドラ820を搭載するのも必然だったのかもしれませんね。

驚異のベンチマークをたたき出したことでSnapdragon820の実力を十分に見せつけたLe Max Proですが、現在Letvは日本に進出していないため、国内にいながら購入するとなると少し工夫が必要になってきそうです。

先ほど紹介したGearbestのような中国系ECサイトがこういった商品は販売することが多いので、ほしい方は定期的にチェックしておくのもよさそうですね。