フランスの家電メーカーArchosは、新たなスマートフォンラインナップ「Power」と「Cobalt」シリーズをCES2016で発表しました。かなりの端末が発表されているので、今回はスペックをまとめ読みしていきましょう。
Archos Powerシリーズのスペック(CES2016)
ArchosのPowerシリーズは大きなバッテリーと長時間駆動が特徴のスマートフォンです。日本のスマホ市場では無名に近いブランドですが、今後に期待。(左から40、50)
Archos 40 Power
エントリーレベルのスペックが特徴の40 Power。4インチの小型ディスプレイにSpreadtrum SC7731Cのチップセット(クアッドコア1.2GHz)を搭載しており、RAMは512MB。内部ストレージは8GBです。
機種名 | Anchos 40 Power |
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OS | Android 5,1 |
ディスプレイ | 4インチ |
CPU | Spreadtrum SC7731C |
RAM/ROM | 512MB/8GB |
カメラ | 5MP |
バッテリー | 1900mAh |
5MPの背面カメラに、バッテリーは1900mAh。OSはAndroid 5.1 Lollipopを採用しています。価格は日本円にして8500円程度のようですが、この価格帯ならもう少しスペックの良いスマホがありそうです。
ちなみに電波も3Gと2Gのみなので、どちらかというと新興国向けなのかもしれません。
Archos 50 Power
5インチのHDディスプレイを搭載したスペック強化版が50 Power。プロセッサーにはMediaTek製のMT6735を採用し、RAM2GBのROM16GBとこちらはミドルレンジと言える仕様。
機種名 | Anchos 50 Power |
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OS | Android |
ディスプレイ | 5インチ |
CPU | MT6735 |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
カメラ | 13MP |
バッテリー | 4000mAh |
カメラは1300万画素にバッテリーが4000mAhなので、電池はかなりもちそうな予感。さらに4G LTEに対応しているということで、40 Powerと比較するといくつかの点で差別化を図っているのが見て取れます。価格は日本円換算で2万2000円程度。
ここまでで紹介した2機種は、2016年5月には市場に出回るとのこと。
Archos Cobaltシリーズのスペック(CES2016)
Powerがシンプルなデザインなスマートフォンに対して「コバルトブルー/ダークグレー」のカラーを用意したのがCobaltシリーズです。こちらも2機種展開。(左から50、55+)
Archos 50 Cobalt
5インチの720p/IPSディスプレイ搭載のエントリーモデルが50 Cobalt。メディアテックのMT6535をチップに採用し、RAMは1GB/ROMは8GBです。3G専用機の40 Powerと違い、こちらは4G LTE/3G/2Gをネットワークサポート。
機種名 | Anchos 50 Cobalt |
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OS | Android |
ディスプレイ | 5インチ |
CPU | MT6535 |
RAM/ROM | 1GB/8GB |
カメラ | 8MP |
バッテリー | 2000mAh |
カメラは800万画素。バッテリーが2000mAhなので、少し物足りないといったところでしょうか。価格は1万6000円弱。
Archos 55 Cobalt +
5.5インチの大画面モデルが55+。プロセッサーは50 Cobaltと同じMT6535を使っていますが、RAMは2GB、ROMは16GBとスペックは底上げされています。
機種名 | Anchos 55 Cobalt + |
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OS | Android |
ディスプレイ | 5.5インチ |
CPU | MT6535 |
RAM/ROM | 2GB/13GB |
カメラ | 13MP |
バッテリー | 2700mAh |
カメラは1300万画素で、バッテリーは2700mAh、価格は2万5000円程度です。Cobaltシリーズは2016年4月ごろにストアに並ぶ予定。
CES2016展示のArchosスマートフォンまとめ
中国系メーカーと比べるとコストパフォーマンスは微妙なのかなという感は否めませんが、50 Powerのバッテリー容量などは魅力的。意外と日本で知られていないスマホブランドはあるもので、欧州の方にも目を向けておくと面白いかもしれませんね。
(Source:GSMArea)
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