新たな市場調査によると、AppleのiPhoneはインドでかなり苦戦しているようです。GoogleのAndroid OS搭載したスマートフォンの出荷台数は97%にも及ぶようで、価格の安いAndroid端末の独壇場となっているのがわかります。
iPhone、出荷台数でAndroidに苦戦(インド)
BusinessWireが報じたところによれば、Androidスマートフォンは2016年Q2で97%ものインド国内のモバイルマーケットを獲得していることがわかりました。
インドでは年々モバイルデバイスの出荷台数が増えている成長国でもあり、2015年Q2〜2016年Q2にかけて19%も出荷台数が伸びているとのこと。
今回のニュースでは、その2016Q2のスマホ出荷台数でAndroidが97%ものシェアを持っているとのことで、ApppleのiOSシェアがこのインドで以下に苦戦しているかがわかるデータになっているようです。
(Source:StrategyAnalytics)
データを見ていくと出荷台数はAndroidが伸びており、OSのマーケットシェアもAppleのiOSは落ち込み、2015年に90%だったAndroidは97%超までその数字を伸ばしています。
Appleはインドで開発拠点や直営店をアナウンスするなど力を入れていく様子は明らかですが、データを見ると世界で3番目のスマートフォン市場と言われるインドで苦戦しているというのはかなり厳しい状況なのかもしれません。
マーケットデータから予想されるのは「アップルはiPhoneの価格を下げないとインドでは売れない」という結論になりそうですが、廉価モデルのiPhone SEもローカルマーケットのシェアを後押しするには不十分というデータがあるようで、なかなか先行きも怪しいものです。
・・・ちなみにiPhone SEの日本発売価格は8月8日時点で4万7800円ですが、この価格だと海外で人気のフラッグシップスマホ「OnePlus 3」がSnapdragon 820搭載で買えてしまうレベル。Androidスマートフォンの性能が底上げされ、機種開発メーカーのレベルも上がってきているのはこのデータが出た一つの理由となっているとも言えそうです。
日本ではファンも多いApple社のiPhoneシリーズですが、海外では今までの高級路線を見直すところまできているのかもしれませんね。
Source:PhoneArea
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