BlackBerry Privの日本発売はあるのか?初のAndroidスマートフォンのスペック・価格・発売日を調査!物理キーボードを搭載しているまさにブラックベリーな新モデルを比較します。セキュリティに定評のある機種なので、法人向けにも注目!
BlackBerry Privが発売!日本には来るか?
かつてモバイル市場を席巻していたブラックベリー。QWERTYキーボードや強固なセキュリティで法人・ビジネスマンに人気のあったメーカーでした。それも今日はGoogleのAndroid/AppleのiPhoneに飲み込まれ、見る影もなくなっている状態か続いています。
そんな同社ですが、この度「BrackBerry Priv」という新モデルをAndroid OS搭載で発売することを発表。アメリカ・カナダ・イギリスの主要英語圏ですでに予約が開始しており、2015年11月6日には発売予定。日本での発売は未定ですが、この展開内容を見ていると国内発売する可能性は薄そうですね…
追記: 正規再販代理店契約を結んでいるFOXが、32GBモデルのSIMフリー版をBlackBerry Privの販売を発表!まさかの展開でしたが、これで正規ルートで端末を手に入れることができるようになりました。
Black Berry Privのスペック
PrivはAndroid 5.1.1を搭載したスマートフォン。5.4インチの大画面「カーブエッジ」ディスプレイとスライド式の「QWERTYキーボード」にまず目がいきます。スペックは中の上といったところでしょうか。
機種名 | BlackBerry Priv |
---|---|
OS | Android 5.1.1 Lollipop |
CPU | Qualcomm MSM8992 Snapdragon 808 (ヘキサコア1.8GHz) |
GPU | Adreno 418 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
外部メモリ | microSD 最大200GB |
カメラ | 1800万画素 |
バッテリー | 3410mAh |
ディスプレイ | 5.4インチ AMOLED 解像度(1440 x 2560 pixels 540 ppi) カーブエッジ |
ネットワーク | WiFi 802.11 a/b/g/n LTE/HSPA/GSM |
発売日 | 2015年11月 |
CPUにはクアルコム製Snapdragon 808(ヘキサコア1.8GHz)を採用。性能としてはNexus 5Xと同じものを積んでいるので、そこそこ期待ができます。810のように発熱問題も聞かないのでこの辺で落ち着いていいのかも。
RAMが3GB/ROMは32GB。容量としては十分な上に、microSDで最大200GBの外部メモリ拡張が可能。
注目しておきたいのがセキュリティ機能。ハードウェアレベルでのroot化防止を施しており、さらにハード〜ソフトウェアのセキュリティチェック機能などなど、独自に情報を守る機能が満載。
さらにDTEKというアプリを提供する予定で、こちらからアプリ単位でのプライバシーアクセス許可やセキュリティ状態のチェックを一括して行えるとのこと。これが一般ユーザーに響くかといえば微妙な感じがしますが、法人ウケはかなり良さそう。
追記:海外の使用レビューを幾つか見ましたが、マルウェア系の感知は意外と弱いみたいです、おまけ程度に考えておくのが無難でしょう。
カメラも1800万画素とそこそこ高性能。本体サイズが大きい代わりに、バッテリーサイズは3410mAhとかなりの大容量。電池もちにも期待できますね。価格は749ドル(約9万円)と少し高め。
ここまで見てみると、最新スマートフォンの全部のせ超高性能とまではいきませんがそこそこのスペックになっています。ただし海外サイトのユーザーコメントは「これは失敗するな」など批判が多いです…それはともかく、機種の特徴をもう少し詳しく見てみましょう。
BlackBerry Privの特徴
まずはディスプレイに注目。5.4インチと言うとファブレットの大きさに入るかと思いますが、両端は「デュアル・カーブド・スクリーン」となっており、ちょうどGalaxy EdgeシリーズのEdgeスクリーンと似ていますね。
こちらの動画だけみても、かなりの画面サイズの大きさに圧倒されます。ただしサイドのカーブスクリーンは使い道としてどうなんでしょう…
またキーボードはスライド式で、QWERTYを採用。あの物理キーボードでの入力する感覚が帰ってきます!ブラックベリーファンには嬉しい内容と言えますが、今スマートフォンを使っているユーザーからすれば、かなり使いにくいんじゃないかと思います。(管理人はガラケー世代・ブラックベリー端末も使ったことがありますが、PC以外のキーボードを使うのは正直辛いです。)
またスライド式を採用しているからか、実際にキーボードを出した時の本体サイズはタブレット並み。これが市場に旧ファン層以外のユーザーに受け入れられるかが勝負となりそうですが、巷のコメントを見ると酷評ばかり…厳しい戦いを強いられるのは間違いなさそうです。
BlackBerry Privまもなく発売のまとめ
「ディスプレイに相当力を入れてきたな」という印象を受ける今回の新モデル。Android OSを初搭載ということで注目を浴びていますが「いかにらしさを残しつつ新機種を作るか」という点において迷走している感は否めません。
日本にもファンは多いはずなので、この辺りでもうひと踏ん張りして欲しいですね!
(Source:BB canada)
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