サムスンから、中国市場向けにガラホ(ガラケーとスマホの融合)が発売されました!どうやらハイスペック機になっているようなので、他機種と比較しながら確認していきます。
ガラホをsamsungが発表
では今回発表された機種を確認していきたいと思います。まずはスペックと特徴を抑えましょう。
SM-G9198のスペック・特徴
まずはSM-G9198(サムスンのガラホ機種名)のスペックを確認していきます。どうやら通常のスマートフォンにも負けないハイスペックになっているようです。
機種名 | G9198 (サムスン) |
OS | android 5.1.1 lollipop |
CPU | Qualcomm Snapdragon 808 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
ディスプレイ | 3.9インチ Super AMOLED (HD) |
カメラ | 1600万画素 |
バッテリー | 2020mAh |
その他 | LTE対応、micro sdカードスロット |
OSには最新のAndroid 5.1.1を搭載。CPUにはQualcomm Snapdragon 808を積んでいて、機能を若干抑えながらもバッテリーの節約に貢献する仕様です。
カメラも1,600万画素と国内ガラケーと比べると高いので(国内ガラケーの画素数は800万画素程度)、まさしくスマートフォンとガラケーの融合した機種といえそうです。
実際の画像は動画でどうぞ↓

ガラホは中国で販売
今回のガラホは、とりあえず中国向けに販売されます。中国ではガラホの需要が非常に多く、20万円以上する機種も売れたという噂なので、これは納得できますね。
なので国内発売される可能性は低いかもしれません。9月4日にIFA2015が開催されるので、他国展開は今後期待したいところです。
ガラホのメリット・おすすめポイント
実際には「ガラホってどんないいことがあるの?」と疑問を持っているユーザーも多いかと思うので、ここでメリットとおすすめポイントを紹介しておきます。
ガラケーとスマホのいいとこどり
基本的にガラホは「スマートフォンとガラケー」の組み合わせです。もう少し付け加えると「見た目はガラケー、中身はスマホ」と言ったところでしょうか。両者の融合によって、両方のメリットを享受できることが強みです。
- 文字入力
- LINEなどのアプリ利用
- バッテリー/電池の持ち
挙げていくならきりがありませんが、ユーザーが気にしているのは上記3つかと思われます。なぜなら同機種に興味を持っているユーザーのほとんどがガラケー利用者で、スマートフォンに乗り換える上で障壁となっているのが上記3つだからです。
ガラホなら文字入力が簡単
ガラケー仕様のキーボードを搭載しているので、「スマートフォンのタッチパネルが使えるかどうか不安」という懸念をなくしてくれます。
ユーザーとしてはしっかり使えるかどうか?ということが一番の焦点であり、操作がスムーズに出来なければ、ガラケーのままのほうが使いやすいですからね。
もちろん大手キャリアでは「らくらくスマートフォン」なども販売していますが、基本的にタッチスクリーンということで慣れない部分があるとのレビューが多く見受けられます。(管理人の地元は田舎だったので、らくスマの使いにくさに悩む親戚を多く見てきました…)
その点テンキーがしっかりついていれば、文字入力も方法は変わらないので、購入してからもすぐに慣れることが出来ますね。これは大きなメリットです。
ガラホならLINEが使える
中身はスマートフォンなので、LINEなどの人気アプリが使えます。ガラケーから乗り換え検討をしている方の多くが「ラインを使いたい!」と思っているので、これは安心できるポイントです。
その際の文字入力もしっかりキーボードでできるので「LINEって意外と使いにくいんだな」と思うことも少ないでしょう。
このようにガラケーとスマホ両方のメリットを享受できるのが、大きな特徴と言えるでしょう。
バッテリー・電池持ちが良い
これも元々はガラケーの特徴ですが、電池が長く持つことは、ビジネスマンにとっても最低限必要な環境です。省電力のCPUや画面サイズ、大容量バッテリーによって、これを実現しています。
ガラホの場合「ガラケーとスマホの中間くらい」、つまり3日ほどは電池が持つようです。高速通信LTEが使えてこれだけ電池が持てば、ガラケー時代のユーザーにも十分なのではないでしょうか。
他社ガラホを比較
今回のニュースはSamsungの機種ですが、日本で発売するかわからないので、国内で提供されているガラホであるSHARP「AQUOS K SHF31/SHF32」「AQUOS ケータイ SH-06G」、富士通「ARROWS ケータイ F-05G」を紹介します。
シャープ AQUOS K SHF31/SHF32
auで提供されているSHARP製の機種。主な特徴は以下の通りです。
- 4G LTEの高速インターネット通信
- ガラケーの約4.3倍の処理能力
- パソコン、スマホと同じWebサイトが閲覧可能
- 「タッチクルーザーEX」キーボードをなぞって簡単スクロール
- 1310万画素の高機能カメラ
- Wi-Fi機能/テザリング機能
- LINEがダウンロード可能
ガラケーユーザーが欲しい機能は残しつつ、スマホのようにも使えるのが良いところ。いくつかのアプリは使えなかったりするので注意しましょう。
SHARP AQUOS ケータイ SH-06G
NTTドコモでもガラホを発売しています。3G・FOMAプランを利用できるのがメリットです。
仕様自体はメーカーがSHARPなので、auのものとそこまで変わりません。プランによって選ぶのがイイかと思います。
富士通 ARROWS ケータイ F-05G
富士通からもドコモへ新機種を提供。この2社はスマートフォン・タブレットの端末販売で結びつきが強いので、当然とも言える流れです。特徴としては以下の点を挙げておきます。
- 連続待受930時間
- 防水/防塵
- ワンセグ/赤外線通信
- 「スーパーはっきりボイス」での快適通話
- ATOK入力システム
- LINEが使える
「ATOK」や「スーパーはっきりボイス」などは、富士通が培った技術やコンテンツを十分盛り込んでいると言えそうです。SHARP機種と差別化を図っている点もポイントでしょう。
ガラホ発表のまとめ
新機種が発表されたことで、ガラホ市場はさらに盛り上がりそうです。現状日本では国内メーカーのみの提供になっていますが、Samsungを筆頭に海外メーカーも進出してくると、格安スマホなどでも取り扱う可能性もありますね。今後に期待しましょう!
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