HUAWEIの新機種「P8max」が9月25日に発売されます。同メーカーのSIMフリースマートフォン「P8lite」がすでに人気の格安スマホなので、今回はこちらとスペック比較をしていきます。
新モデルは高性能となっているだけに、どちらを選ぶか迷う仕様になっていますよ!
HUAWEI P8maxとP8liteのスペック比較
Huawei新モデルのP8maxとP8liteのスペックを比較していきます。まずは全体の基本性能から。
機種名 | P8max | P8lite |
---|---|---|
OS | Android™ 5. 1 Lollipop / Emotion UI 3.1 | Android™ 5.0 Lollipop / Emotion UI 3.1 |
カラー | シャンパンゴールド | ホワイト、ブラック、ゴールド |
サイズ | 高さ182.7mm 幅93mm 厚さ6.8mm 重さ228g |
高さ143mm 幅71mm 厚さ7.7mm 重さ131g |
CPU | Hisilicon Kirin 935 オクタコア (A53X 2.2GHz + A53 1.5GHz) | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) |
RAM | 3GB | 2GB |
ROM | 32GB | 16GB |
バッテリー | 4,360 mAh | 2,200mAh |
連続待受時間 | 400時間(LTE) | LTE-FDD:約450h / WCDMA:約500h / GSM:約600h |
連続通話時間 | 20時間(3G) | WCDMA:約13h / GSM:約20h |
ディスプレイ | 約 6.8inch FHD(1080 x 1920)IPS-NEO™(In-cell), Corning® Gorilla® Glass3 | 約 5.0inch HD( 720 x 1280ドット)IPS (GFFフルラミネーション) |
カメラ | メインカメラ:1300万画素(開口部 F2.0/AF/BSI/光学手ブレ補正/4-Color RGBW) インカメラ:500万画素(開口部 F2.4/広角22mm/BSI) |
メインカメラ:1300万画素(開口部 F2.0/AF/BSI) インカメラ:500万画素(開口部 F2.4/FF/BSI) |
通信速度 | 下り(受信時)最大150Mbps(LTE) 上り(送信時)最大50Mbps(LTE) |
下り(受信時)最大150Mbps(LTE) 上り(送信時)最大50Mbps(LTE) |
通信方式 | 【 SIM1 (or SIM2) 】 FDD-LTE: B1/B3/B7 TDD-LTE: B38/B39/B40 UMTS: B1/B6/B8/B19 TD-SCDMA: B34/B39 GSM: 900/1800/1900 【SIM2 (or SIM1) 】 GSM: 900/1800/1900 ※SIM1 / SIM2両方同時にLTE/3G対応は不可。 Bluetooth通信:V4.0+LE Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac 準拠 テザリング機能 / 最大接続台数:8台 |
SIM1 (or SIM2) 】 FDD-LTE : B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28 TDD-LTE : B40 UMTS : B1/B5/B6/B8/B19 GSM : 850/900/1800/1900 【 SIM1 (or SIM2) 】 GSM : 850/900/1800/1900 ※SIM1 / SIM2両方同時にLTE/3G対応は不可。 Wi-Fi:802.11 b/g/n 準拠 テザリング機能 / 最大接続台数:8台 Bluetooth通信:V4.0+LE |
その他 | SIM / SD スロット:[Micro SIM スロット] + [Nano SIM / Micro SD 共用 (排他) スロット] SDカード:Micro SD(最大32GB) 測位方式: GPS/AGPS/Glonass/Beidou センサー:加速度、近接、環境光、電子コンパス、ジャイロ、Hall(スマートカバー) DTSサウンド |
SIM / SD スロット:[Micro SIM スロット] + [Nano SIM / Micro SD 共用 (排他) スロット] SDカード:Micro SD(最大32GB) 測位方式:GPS/AGPS/Glonass センサー:加速度、近接、環境光、電子コンパス |
付属品 | ACアダプタ / USBケーブル /クイックスタートガイド / 本体保証書 / ACアダプタ保証書 | ACアダプタ / USBケーブル / イヤホンマイク / クイックスタートガイド / 本体保証書 / ACアダプタ保証書 / SIMカードピン |
OS
P8max | P8lite |
Android™ 5. 1 Lollipop / Emotion UI 3.1 | Android™ 5.0 Lollipop / Emotion UI 3.1 |
OSは両社Android 5.0以上を搭載。またカスタムで【Emotion UI 3.1】を装備し、操作面でファーウェイ独自に工夫があります。
標準OSに違いはほとんどないようですが、変わってくるとすれば次期OSの対応でしょう。
Android 6.0 marshmallow(マシュマロ)にはぜひ両機種ともアップデートして欲しいものです。
CPU
P8max | P8lite |
Hisilicon Kirin 935 オクタコア (A53X 2.2GHz + A53 1.5GHz) | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) |
liteが1.2GHzオクタコアに対し、maxは2.2GHz×1.5GHzオクタコアの「Hisilicon Kirin 935」を搭載。CPUが上位モデルのP8maxのほうが性能は上と言えそうです。
ちなみにこのHisilicon Kirin 935、ベンチマークテストでは最上位のチップセット性能とは言えないものの、ミドルスペックの上くらいの性能のようです。
CPU全体で見ると「中の上」と捉えると分かりやすいかと思います。自社グループ開発は伊達じゃありません。
RAM
P8max | P8lite |
3GB | 2GB |
RAMに関しても差がでています。国内発売モデルでみると「Xperia Z4 (SO-03G)」のRAMが3GBなので、十分ハイスペックスマートフォンの部類に入るのではないでしょうか。
ROM
P8max | P8lite |
32GB | 16GB |
ROM容量は2倍の差が。HUAWEIの2機種ではmicro SDカード容量が最大32GBまで(microSDHC?)なので、この辺りは利用頻度や使用期間を計算しながら購入したいところ。
写真・動画撮影がメインのユーザーは「Googleフォト」や「Dropbox」などを活用し、上手く本体保存を減らす努力が必要かもしれません。
バッテリー
P8max | P8lite |
4,360mAh | 2,200mAh |
バッテリー容量でも大きな差がありますが、画面サイズの違い・CPUの違いなどを考えると、比較する上であまり参考にならない部分です。
実際の駆動時間で比べて見ましょう。
連続駆動時間
P8max | P8lite | |
連続待受時間 | 400時間(LTE) | LTE-FDD:約450h |
連続通話時間 | 20時間(3G) | WCDMA:約13h |
大きな差があるのは3Gで利用する連続通話時間の部分。約7時間の差があります。この辺りはバッテリー容量の大きいメリットと言えそうです。
SIMカードサイズ
SIMスロットは、両社「micro SIM + nano SIM(micro SD兼用)」のデュアルSIM使用です。
両方同時にLTE/3Gを使うことは不可となっていますが、切り替えて使えます。
最近人気の「格安SIM」で
- 低速の安い契約↔高速通信の契約
- プライベート用↔ビジネス/仕事用
など分けて運用することも可能。大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で発売されているデュアルSIM仕様の端末は現在ほぼ無いので、こちらは大きなメリットです。
LTEバンド・3Gバンド
SIMフリー機なので格安SIMと使うことが想定されますが、P8liteはLTE band 19(ドコモのプラチナバンド)に対応しているのに対し、P8maxは非対応です。
モバイルネットワーク対応だけで見ると、P8liteの方が良さそうです。
Wi-Fi接続・テザリング機能
P8maxがa/ac電波に対応していますが、P8liteは02.11 b/g/nのみ。自宅の固定回線も活かしたい場合は前者の方がおすすめです。
テザリング機能は両機最大8台まで接続可能で、BlutoothはVersion4.0対応。ネットまわりの環境は十分に整っていると言えそうですね。
P8maxとP8liteの価格比較
価格とスペックのバランス=「コストパフォーマンス」は重要な項目。同じ価格帯のスマートフォンとも比較していきたいと思います。
本体価格
まずはHuaweiの両モデルの本体価格を比べていきます。(楽天VMALLの直販を参考にしています)
- HUAWEI P8lite 30,888円(税込)
- HUAWEI P8max 64,778円(税込)
なおこちらの価格は、格安SIMとセット販売を行っているMVNO(販売元)のキャンペーンによっても変わります。
P8liteはすでにNifMo, 楽天モバイル,DMM moblie, IIJmioなどでセット購入が可能。格安SIMの月額料金と合わせて比較するのがベストでしょう。
ではそれぞれの価格帯でのSIMフリースマートフォンとも比べてみましょう。
2~3万円台の格安スマホ
P8liteはオクタコア搭載で27,792円(9月価格コム最安価格)なので、2万円台〜3万円台で似たような格安スマホを並べてみます。
機種名 | CPU | RAM | ROM | 価格 |
HUAWEI P8lite | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) | 2GB | 16GB | 約28,000円 |
ASUS Zenfone 2 laser | Qualcomm® Snapdragon™ 410 クアッドコア(A53/1.2GHz) | 2GB | 16GB | 約30,000円 |
ASUS Zenfone 2 Selfie | Qualcomm Snapdragon 615 オクタコア(A53 1.7GHz×A53 1.0GHz) | 2/3GB | 16GB/32GB | 約37,800円? |
Freetel SAMURAI 雅 | MediaTek製 クアッドコア(1.3GHz) | 2GB | 32GB | 約19,800円? |
FREETEL 極 | オクタコア 2.0GHz | 3GB | 32GB | 約39,800円 |
国内SIMフリースマホでは、プラスワン・マーケティングが展開するFREETELブランドの「SAMURAI 雅」が注目株。価格も約2万円と格安で、海外メーカーに対抗できそうな期待機種です。
また人気爆発中のASUS格安スマホ「Zenfone」シリーズ。新ラインナップにはレーザーオートフォーカス搭載の「Laser」と、自撮り特化の「Selfie」が追加。値段も4万円以下と格安スマホの部類にはいり、購入を視野にいれたいところ。
個人的には「FREETEL SAMURAI 雅」が発表された段階でレビューを確認後購入をおすすめします。
4~5万円台の格安スマホ
この価格帯に来ると格安スマホと呼べるかもはやわかりませんが、人気のSIMフリー機種があるので幾つか紹介しておきます。
機種名 | CPU | RAM | ROM | 価格 |
HUAWEI honor 6Plus | Hisilicon Kirin 925 オクタコア A15/1.8GHz + A7/1.3GHz | 3GB | 32GB | 約49,000円(税込) |
Sony Xperia J1 Cpmpact | Qualcomm® Snapdragon™ 800 クアッドコア(2.2GHz) | 2GB | 16GB | 54,800円(税抜,楽天モバイル) |
ASUS ZenFone 2 (64GBモデル) | Intel Atom Z3580 クワッドコア2.3GHz | 4GB | 64GB | 約5万円 |
Asecend Mate 7 |
Hisilicon Kirin 925 オクタコア 1.8GHz / 1.3GHz | 2GB | 16GB | 42800円 |
ALCATEL ONETOUCH IDOL 3 |
Qualcomm® Snapdragon™ 615 オクタコア1.5GHz | 2GB | 16GB | 42,984円? |
人気のSIMフリースマホではASUSかHUAWEIの名前が必ず挙がります。国内機種ではXperia J1 Compactがおサイフケータイ機能を搭載するなど人気。
個人的に注目しているのはALCATEL ONE TOUCH IDOL3です。海外では既に格安スマホとしての地位を確立していて、ASUS Zenfone 2とも良い勝負。
6万円台以上のSIMフリースマートフォン
ここまで来るとGalaxyやiPhoneのハイスペックモデルを購入しても良い気がしますが、一応書いておきます。HUAWEI P8maxは約6万円なので、格安スマホが欲しい人向けというよりは「高機能ファブレットが欲しい人向け」ではないでしょうか。(6.8インチもあるため)
機種名 | CPU | RAM | ROM | 価格 |
HUAWEI P8max | Hisilicon Kirin 935 オクタコア (A53X 2.2GHz + A53 1.5GHz) | 3GB | 32GB | 約6万円 |
Nexus 6 (Motorola) | Qualcomm® Snapdragon™ 805 クアッドコア 2.7GHz | 3GB | 32GB(or 64GB) | 約7万5千円 |
このくらいの価格になると、大手キャリアのハイスペックスマートフォンを使ってもトータル金額があまり変わらないかもしれません。
最終的なコストパフォーマンス
上記で他のSIMフリースマートフォンと比較してみましたが、P8liteは格安スマホとしてバランスもよく、購入を視野にいれたいところ。P8maxはファブレットが欲しい人向けと言えるでしょうね。
HUAWEI p8maxとP8liteの比較まとめ
HUAWEIの新機種は価格を抑えながらも高性能なSIMのフリー機となっているので、購入を視野にいれておきたいスマートフォンです。
ただ海外メーカーの機種は製品の発売サイクルが非常に早いので、この辺りは見極めながら購入したいところです。
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