Motorolaのスマートウォッチ新モデル【Moto 360(2nd gen/第2世代)】が、ドイツベルリンで開かれた家電見本市IFA2015で発表されました。前作からの進化した点やスペック比較・特徴やおすすめポイントなどを評価していきます。
Moto360 2nd genのスペック・初代との比較
Moto 360の2015年モデルスペックを見ていきます。今回は2種類のサイズが発表されました。
機種名 | Moto 360 (第二世代) | Moto 360 (初代) |
---|---|---|
メーカー | Motorola | Motorola |
サイズ | 46mm ,42mm | 46mm |
ディスプレイサイズ | 46mm 1.56 42mm 2.37 |
1.56 |
解像度 | 46mm 360×330(223ppi) 42mm 360☓325(263ppi) IPS |
320×290(205ppi) IPS |
バッテリー | 300 mAh (42 mm) 400 mAh (46 mm) |
320mAh |
OS | Android Wear | Android Wear |
CPU | Snapdragon 400 クアッドコア 1.2GHz |
TI OMAP 3 シングルコア 1GHz |
RAM | 512MB | 512MB |
ROM | 4GB | 4GB |
防水機能 | IP67 | IP67 |
性能向上が確認できる点
- 【チップセット(CPU)】シングルコア⇒第2世代:クアッドコア
- 【バッテリー】320mAh⇒第2世代:400mAh
- 【ディスプレイ解像度】205ppi⇒263ppi
スペックだけで確認出来る違いはざっとこんな感じです。やはり大きな違いはCPUが一気にクアッドコアに向上した点ですね。バッテリーも大きくなっているので(46mmモデル)、連続駆動時間のアップにも期待したいところです。
Moto 360 2rd(2015)の特徴
Motorola新スマートウォッチの特徴をまとめていきます。
ラグの追加でバンド交換が容易に
新モデルではバンドの取り付け部分に「ラグ」が追加されたことで、取り外し・交換が簡単になるようです。
装着感も改善しているようで、毎日身につけるウェアラブル端末としては嬉しいポイント。
リュウズの位置が変更
右斜め上にリュウズの位置が変更になったことで、装着の際に手にあたったりすることが少なくなることでしょう。
Apple Watchとは違い回転することはなく、スクロール機能は現在搭載していないようなので注意。
CPUなどスペックの大幅アップ
チップセットが型落ちのTI OMAP 3(シングルコア)からクアルコム製のSnapdragon400(クアッドコア)に変更されたことで、大幅な性能アップが見込まれています。
なおRAM・ROM容量は初代と変わらず。
ジャイロスコープと加速度センサー
ジャイロスコープや加速度センサーによって、運動のトラッキングなどが正確になっています。
光学式の心拍数計測センサーも搭載し、よりヘルスケアに活用できるウェアラブル端末に仕上がっています。
WiFi通信に対応
Bluetoothに加えWiFi機能も搭載しているので、単独でAndroid Wearのアプリが使える可能性が高いです。自宅で無線LANを使っていれば、もうスマホを常備する必要はなくなるかも知れないですね。
連続駆動時間は若干改善?
初代Moto360と比較し、2015年モデルでは約80mAhの容量アップが確認できます。(46mmモデル)
実駆動の時間で行くと46mmモデルは2日間。42mmモデルは1日半くらい持つそうな。
スマートウォッチはバッテリーが一つの重要な要素ですが、最新モデルでも大体2日くらいみたいですね。今回のIFA2015で発表されたサムスンのGear S2も約2日のようです。(参考⇒Smasung Gear S2/Classic 発表)
画面下の黒いバーはそのまま残った?
初代Moto360で不評だったディスプレイ下の黒い画面は、2nd genでもあるみたいです。
デザイン面で非常に人気のあるMotorolaスマートウォッチだけに、ここは改善して欲しいところでした。。
Moto360はSportタイプもある
今回の発表されたのは、3種類のウェアラブル端末。Apple Watchと同じく、スポーツタイプもラインナップに添えました。
- Moto 360 for Men(ブラック・シルバー)
- Moto 360 for Women(ローズゴールド)
- Moto 360 Sport
Moto 360の価格
すでに2モデルに関してはGoogleオンラインストア・Best Buy(米家電量販店)・Motorola.comで予約が始まっています。米ドルでの価格は以下の通り。
- Moto 360 for Men ブラック299ドル/シルバー349ドル
- Moto 360 for Women(ローズゴールド) 299ドル
- Moto 360 Sport 近日公開
Sportモデルのみ詳細が発表されていませんが、のちに情報が出ることでしょう。円形のスマートウォッチは、Samsung Gear S2やHuawei Watch, LG G Urbaneで採用され、更にAndroid Wear for iOSでiPhoneに対応します。今年はスマートウォッチ元年になるかもしれないですね。期待しましょう。
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Source(motorola)
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