Qualcommは、新世代のプロセッサー「Snapdragon Wear 2100」を発表しました。LTEなどの高速通信、WiFiやBluetoothなどの無線通信機能に対応したウェアラブル向けSoCとなっており、今後発売されるであろうスマートウォッチなどへの搭載が期待されています。
Qualcomm、Snapdragon 2100を発表
Snapdragon 2100は、ウェアラブル向けに開発された新プロセッサー。バージョンは2つ。
- WiFiとBluetooth搭載のTethered版
- LTEモデムも搭載したConnected版
Qualcomm、Snapdragon 2100のスペック
機種名 | Snapdragon 2100 |
---|---|
メーカー | クアルコム |
CPU | Quad ARM Cortex A7 up to 800 1.2 GHz optimized for wearables |
GPU | Qualcomm® Adreno™ 304 GPU
OpenGL ES 3.0 |
DSP | Integrated modem DSP shared for modem, GNSS, sensor processing, keyword detection and audio |
ディスプレイ | 最大640×480 / 60fps |
オーディオ | ノイズキャンセリング Snapdragon Voice Activation Snapdragon Voice + |
モデム | X5 LTE
(グローバルモード) |
WiFi | 802.11n (2.4 GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 Bluetooth LE |
ストレージ | eMMC 4.5 |
メモリー | LPDDR3 400 MHz |
セキュリティ | SecureMSM |
充電 | Qualcomm® Quick Charge™ 2.0 |
プロセス | 28nm |
USB | USB 2.0 |
スペックはSnapdragon 400利用時に必要なかった性能の部分を抑え、より省電力や小型化に特化して開発されたものと見られます。
ウェアラブルに特化したプロセッサー
スマートウォッチ用に最適化されたことにより、25%の省電力化が実現。またチップ自体も30%の小型化が図られたようで、まさに身に着けるウェアラブル専用に作られたプロセッサーといってよいでしょう。
クアルコムのスマートウォッチ用新SoCまとめ
スナドラ400系のスマートウォッチは「Bulky(でかい、かさばった)」感じのデザインが微妙な部分ではありましたが、クアルコムが開発したSnapdragon 2100によって、スマートウォッチのデザイン向上もハードウェア部分から期待できそうですね。
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