まだ新年にはなっていないですが、ウィンドウズ版の「Office 2016」がマイクロソフトからリリースされました。こちらはスイートの完全版なので、さらにクラウド機能が進化しています。
Windows版Office 2016とは?
ビジネスの味方「Microsoft Office」シリーズの最新版。Wordやパワーポイントのことですね。
2016と謳ってはいますが、劇的にアップデートや新機能が盛り込まれているわけではありません。もともとマイクロソフトは5月からWindowsシリーズでのパブリックレビューを公開していて、個人用ソフトのプレビュー版テストを行っていました。
9月22日に「Office 365」の有料サービス加入者向けに、すでに提供が開始されています。なおアップデートにはWindows7以上のOSであることが条件です。
Office 2016の特徴
スイート完全版には「ワード・エクセル・パワーポイント・OneNote・Outlook・Project・Access」が利用できるようになっています。ちなみに新しく追加・強化された機能としては以下のようなものがあります。
- Word/Powerpoint/OneNoteの共同編集機能
- WordでのリアルタイムType
- ExcelでのPower BIパブリッシング
- Outlookの検索/ナビゲーション
などなど。クラウド系サービス機能に注力しているのが確認でき、イメージとしてはGoogle docs, spread sheet, slidesに近いアプリになっていきそうですね。officeに関しては旧ソフト文書などに互換性が必要なのでかなり開発は大変そうですが・・・
その辺はMicrosoft CEOのサトヤ・ナデラ(サティア・ナデラ)氏がクラウド化・ソフトウェア企業化を一気に推し進めているようです。
Office 2016をYoutube動画で確認
CNETのYouTube動画では「Office 2016に興奮する4つの理由」というタイトルで投稿しています。
1・リアルタイムタイピング
文書を編集している段階でクラウド上にデータがプッシュされ、共同作業が行える環境が整う機能。
機能としてはGoogleのオフィス系アプリのクラウド編集機能と似ています。ただGoogle系アプリはクラッシュも多かったりするので、マイクロソフトオフィスには期待したいところです。
2・スマートルックアップ
Smart Lookupはワード・エクセル・パワーポイント上でbing検索機能が使える便利なもの。右クリックのメニュー画面でSmart lookupを押せば、すぐにサーチが可能。
いちいち2画面表示や検索ワードをタイプしなくてよいショートカット機能ともいえますね。
3・TELL ME
「TELL ME」はその名の通り「教えて!」ということ。上部の検索バーいちいちメニューバーから必要な項目を探すこと無く、単語などの検索で必要なサービスにたどりつくことが出来ます。
ウェブサイトでいうサイト内検索みたいな機能ですね。
4・BUILT-IN SKYPE
ビルトイン・スカイプは、Word・PowerPoint・Excel上でビジネスの同僚Skypeでコンタクトをとれる機能。こちらに関しては個人的にSkype単独で使ってもよいのでは…?と感じました。
Windows版マイクロソフト「Office 2016」開始のまとめ
古いオフィスソフトを利用している方は「いまさらマイクロソフトオフィスなんて・・・」と思うかもしれませんが、Surfaceシリーズとのスタイラス連携機能などもつかえば、最新のOfficeはかなりクリエイティブな文書・プレゼンテーション資料・数値/表作成が出来るようになっています。
またクラウドとモバイルフレンドリーな構造によって、端末を気にせずシームレスに作業出来る環境もGood。Windows10のコルタナなど新機能も一気に加わり、マイクロソフトという会社は全く別物に生まれ変わろうとしています。
Goole系Officeやフリーソフトに不満を持っている方は、原点回帰でぜひ試してみてはいかがでしょうか。
(Source: Microsoft)
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