AppleからiPad mini 4が発表。新モデルということなので、iPad mini 3とスペックや価格を比較していきます。iOS 9の新機能や最上位モデル「iPad Pro」にも注目!
iPad mini 4とiPad mini 3のスペック比較
iPad miniの最新モデルと旧モデルを比較していきます。iPad Proと違い16GBモデル・64GBモデルあり価格も少し安いので、気軽に購入出来る機種となっていますよ!
iOS 9
mini 4, mini 3共にiOS9に対応。しかしmini 4は購入する時点で標準搭載しているので適合性の面でいえばmini 4が勝るかもしれません。
最新OSでアプリがクラッシュするバグが発生しているようです。iPad mini 3でiOS8以前を利用中のユーザーは、しばらく様子見をしたほうがよいかも知れません。
CPU
iPad mini 4 | iPad mini 3 |
A8デュアルコア 1.5GHz(64ビット) |
A7デュアルコア 1.3 GHz(64ビット) |
両方とも64ビット採用ですが、A8チップはクロック数が1.5GHzと高性能。もっと具体的に言うと、約25%の性能向上があります。プロセッサもM7⇒M8に進化。
ちなみにA8チップはiPhone 6/6 Plusに搭載されていたので、こちらを参考にすると良いかも知れません。
GPU
iPad mini 4 | iPad mini 3 |
PowerVR G6450 4コア |
PowerVR G6430 4コア |
GPUは約50%の性能向上。全体的なエネルギー効率も約50%ほどスペックアップしているとのことなので、前モデルを利用していた人は速く感じるかもしれません。
RAM(内部メモリ)
iPad mini 4 | iPad mini 3 |
2GB LPDDR3 |
1GB LPDDR3 |
公式には非公表ですが、分解や開発ツール「xcode」の情報から、mini 4はメインメモリが2GBであることが判明しています。これは前作の2倍の容量。
iOS9で搭載されたマルチタスク機能や新アプリなど処理する量が大きくなっていることから、RAM容量の増量は避けては通れない道だったのでしょう。
ROM(本体容量)
両機種とも16・64・128GBの三種類。そして全ての容量モデルにWi-Fiモデル/セルラーモデルがあります。容量が少ない機種ほど価格も安いので、同じく発表されたiPad Proと比較すると、このあたりはメリットと言えるでしょう。
画面サイズ(ディスプレイ)
7.9インチのRetina(レティナ)ディスプレイは変わらず。画素数も2048×1536ピクセルで解像度も326ppiと変更なしです。違いとしては
- フルラミネーションディスプレイ
- 反射防止コーティング
が最新モデルに搭載されていること。
「フルラミネーション」とは加工技術の一種で、液晶ディスプレイパネルとガラスの間にあった隙間を圧着して一体化させることで迫力のある画面が楽しめるというもの。
「反射防止コーティング」は、その名の通りです。この2つはiPad Air 2には搭載されていた技術なので、動画視聴等の多い方には嬉しい進化ポイント。
Wi-Fi機能
mini 4では802.11acに新しく対応。11nの後継となる無線LANの最新規格に対応することで、より高速通信が楽しめます。
11acは規格上11nの約11.5倍(6.9Gbps)最速でるので、自宅の固定回線の高速WiFiを利用中の方にはメリットあり。もちろんMIMO対応です。
センサー
新しく気圧計が搭載。その他指紋認証センサーの「Touch ID」やジャイロスコープ・加速度センサー・環境光センサーといったところは同じです。
カメラ
リア(背面)カメラを比較すると大きな変化が。静止画での画素数がアップしています。
- 500万画素⇒800万画素
ちなみにフロントカメラは特に変更なしです。
バッテリー・駆動時間
駆動時間は最長10時間と変更なし。性能をあげつつバッテリー持ちを維持するという点では評価できるかと思います。
本体サイズ
mini4 | mini3 |
203.2mm(縦) ×134.8mm(横) ×6.1mm(厚) |
200mm(縦) ×134.7mm(横) ×7.5mm(厚) |
比較すると、厚さが1.4mm薄くなっているところに注目。重さもwifiモデルで約33g軽くなっているので見逃せません。iPadは既に十分軽くて薄いですけどね。
iPad mini 4とiPad mini 3の価格比較
ここからは両モデルの価格を比較していきます。WIFIモデルとセルラーモデルがあるので、両方確認していきましょう。
Wi-Fiモデル
まずはWiFiモデルから。左がmini4, 右がmini3です。(Apple公式サイトからmini 3のページが消えていたため、価格コムの情報で拾っています)
16GB
最安は42,800円(税抜)から。発売当初変わらないようなので、コスパとしては高いのでないでしょうか。
42,800円 | 36,064円 |
64GB
64GBは5万円超え。AndroidのWiFiタブレットと比べると若干値段が高いのはしょうがないところですね。
53,800円 | 44,919円 |
128GB
128GBだと6万円以上。ヘビーユーザー向けと言えるでしょうか。できればiCloudやdropboxなどのクラウドデータ保管アプリを活用し、容量の少ない機種を購入したいところです。
64,800円 | 54,349円 |
cellular(セルラー)モデル
次にSIMフリーのセルラーモデルを比較。公式サイトではなぜかmini3がみれなくなっていたので(販売終了になっていたみたいです)、mini 4の価格だけどうぞ。
16GB
セルラーだと16GBモデルでも5万円超え。この高額な価格設定に躊躇する方も多いかもしれませんね。筆者自身も買い控えするレベルです。
56,800円 | – |
64GB
税込みだと約7万円。Appleの強気な価格戦略には毎回驚かされます。
67,800円 | – |
128GB
8万円近くする128GBモデル・セルラー版。SIMフリーなので海外でも使えたりとメリットがありますが、2年ほどで新しい機種が出てきたりということを考えると、少し高いなあというのが正直な感想です…
78,800円 | – |
iPad Proと比較
同時に発表されたハイスペックの大画面モデル「iPad Pro」とも比較してみましょう。
機種 | ミニ4 | iPad Pro |
16GB | WIFI 42,800円 Cellular 56,800円 | – |
32GB | – | WIFI 約96,000円 |
64GB | WIFI 53,800円 Cellular 67,800円 | – |
128GB | WIFI 64,800円 Cellular 78,800円 | WIFI 約114,000円 Cellular 約129,700円 |
価格比較では大きな開きがあります。もちろんスペックで「A9X」の新チップセットやApple Pencil/Smart Keyboardと言った新しい付属品に対応している分高いのは当たり前ですね…。
ライトユーザーであればiPad mini 4を。コアなヘビーユーザーやクリエイティブ系もしくはビジネスのメイン機種として運用したい方はiPad Proを選ぶと良いでしょう。
iPad mini 4とmini 3の比較・まとめ
iOS9の標準対応というのは大きなおすすめポイントですが、それ以外に目玉機能があまりないのは少し残念でした。救いはmini 3発売当初と本体価格がほとんどかわらないことでしょうか。
iPad miniシリーズ以外は全て高級路線に走っていることが個人的には少しさびしい気もします。コスパ重視であればAndroidに乗り換えたいところですね。
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