GPD(GamePad Digital)は独自の小型ゲームパッドを開発しているメーカーですが、コンパクトな本体のフルVer Windows PCを持ち運べたりコントローラーのついたゲーム機を持ち運べたりと、一部ユーザーから人気を集めているブランドです。いくつかモデルがあるので、まとめて確認してみます。
小型ゲームパッド「GPD」
GamePad Digital(GPD)は、中国深圳市をベースにした企業で、独自の小型ゲームパッドを低価格で開発することで知られるブランドです。コントローラー付きのWindows 10やAndroid OSを採用した小型機を発売しており、ゲームだけでなくフルPCやタブレットとして利用できるのもメリット。今回は代表的な機種をいくつか紹介していきます。
GPD WIN
GPD WINは、フルバージョンのWindows 10を搭載した小型ゲームパッド。GPDといえばWINが一番有名かと思いますが、現在出荷されているのはIntel Atom Z8700を搭載したモデルです。
機種名 | GPD win |
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ブランド | GPD (GamePad Digital) |
OS | Windows 10 Home |
プロセッサー | Intel Atom Z8700 |
ディスプレイ | 5.5インチ(16:9) In-Cell, IPS 1280*720ドット(HD) Capacitive (5-Point) |
RAM | 4GB LPDDR3 RAM |
ROM | 64GB eMMC ROM |
外部メモリ | microSDカードスロット(最大128GB) |
オーディオ | Realtek ALC5645 ビルドインステレオスピーカー 3.5mmオーディオジャック |
Wi-Fi | 802.11 a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 4.1 |
I/P | 1×USB Type-C 3.0 1×USB Type-A 3.0 |
ビデオインターフェース | HDMI C Type |
ジョイスティック | アルプス電気製 |
ボタン | A/B/X/Y, △/○/×/□ L1/L2/L3/R1/R2/R3 オムロン-マイクロスイッチ スタート/セレクト/パワーボタン ボリュームボタン Game D-pad |
キーボード | 物理キーボード QWERTY |
バッテリー | 6700mAh リチウムポリマー |
重量 | 約365g |
本体サイズ | 155*96*23.5mm |
外観素材 | ABS+プラスチック |
本体カラー | ブラック |
センサー | 重力センサー/ホールセンサー |
5.5インチのディスプレイを搭載しており、物理コントローラーやボタン、キーボードを全て内蔵しています。3Dスティックはアルプス電気、L1/L2ボタンはオムロンマイクロスイッチとパーツ面でもいくつか特徴があり、この辺りの品質もアピール。
Windows 10が動作するメリットとしては、Win10でしかできないゲームをプレイしたり、重いゲームはきついようですがIntel Z8700のスペックを活かしてエミュレーターでゲームをしたり、Wi-Fiは802.11 acの高速無線通信に対応しているのでストリーミングを楽しんだり、といった使い方があります。
背面には物理ファンの調節スイッチがついています。少し音はするようですが、小型のゲームパッドだからこそパフォーマンスを落とさないような工夫も随所に採用されているのが特徴です。
パフォーマンスに関してはIntel Atomなのでそこまで重いゲームは厳しいようです。ただしマインクラフトは十分プレイできるとしていますし、エミュレーターや2Dレトロゲーム、そしていくつかのWin10でプライできる3Dゲームを遊ぶにはほとんど問題ないスペックです。
5.5インチでWindowsがしっかり動くだけでも面白いのですが、このサイズで接続ポートにも多く対応しているのが特徴です。手乗りサイズのWindows 10端末をポケットに入れて持ち運べるのはメリットですし、外出先でディスプレイ出力したりといくらでも使い道はありそうです。
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GPD Q9
先ほどのGPD WINはWindows 10搭載端末でしたが、GPD Q9はAndroid 4.4を採用したゲームパッドです。デザインはPSPに似ており、ディスプレイサイズが7インチと他の機種よりも少し大型になっているのが特徴です。
MODEL | GDP Q9 |
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OS | Android 4.4.4 (Support 2.3) |
ディスプレイ | 7インチ 1024*600ドット IPS 5点マルチタッチ |
プロセッサー | RK3288 クアッドコア1.8GHz Mali-T760 GPU |
RAM | 2GB RAM |
ROM | 16GB ROM |
センサー | 重力センサー |
本体サイズ | 240*120*16mm |
重量 | 400g |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
カメラ | 0.3MP |
コネクター | UBS 2.0 3.5mm オーディオジャック microSDカードスロット(最大64GB) |
バッテリー | 最大5000mAh |
普通のAndroidタブレットのようにGoogle Playが使えるので、アプリをダウンロードしてAndroidのゲームを遊ぶことができます。もちろんエミュレーターなどを利用すればその幅も広がります。
RockchipのRK3288、クアッドコアCPUを採用していますが、実機レビューを見る限りは重いゲームでない限りは十分快適に動作しているのが確認できます。
GPDのAndroidゲームパッドは価格が安いのも特徴で、Q9であれば120ドル弱で購入できるようになっています。ルート取得済みで出荷されているのも便利ですね。
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GPD XD
GPD XDは、より小型の5インチディスプレイを採用したAndroidゲームパッドです。先ほどのQ9はPSPに近いデザインでしたが、こちらは任天堂の3DSなどに近いボタン配置、外観になっています。
機種名 | GPD XD |
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OS | Android 4.4.4 KitKat |
ディスプレイ | 5インチ HD(1280*720) |
プロセッサー | Rockchip RK3288 クアッドコアCPU (ARM Cortex-A17) ARM Mali-T764 GPU 600MHz |
RAM | DDR3-SDRAM 2GB |
ストレージ | 16GB/32GB/64GB ROM |
外部メモリ | microSDカードスロット(最大128GB) |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
オーディオ | ビルドインスピーカー |
センサー | 重力センサー |
I/Oポート | Mini HDMI 2.0 Micro USB 2.0 3.5mm オーディオジャック microSDカードスロット |
電源 | Power Input Voltage AC 110-220V 50 / 60HZ;output Voltage DC 5V 2A output Current |
バッテリー | 最大6000mAh |
本体サイズ | 155*89*24mm |
重量 | 300g |
ポケットに入れて持ち運べるコンパクトなゲームパッドですが、バッテリーは6000mAhと大容量。AnTuTu Benchmarkも47000点越えとモバイル端末のゲーム機としては、ライトユーザー向けには十分なスペックです。
こちらも有線接続でディスプレイ出力が可能なので、TVにつないでAndroidゲーム機兼コンロトーラーとしての活用方法もあります。価格は150ドル弱なので、利用用途がマッチすればお買い得。
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GPD Gamepadまとめ
WindowsやAndroidを搭載した小型ゲームパッドを手軽に持ち運べるのがメリットのGPD。特にWIndows 10搭載のGPD WINは一部ユーザーから非常に人気を集めている商品なので、気になる方はチェックしておきましょう。
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