ファーウェイ・ジャパンが発売した「HAUWEI Mate 9」。Mateシリーズといえばフラグシップ・モデルにあたるスマートフォンですが、今回もAndroid 7.0 Nougatを標準搭載、新プロセッサーのKirin 960 オクタコアCPU、12MP+20MPのデュアルカメラなどハイスペックな仕様に仕上がっています。
こちらの記事ではスペック・発売日・価格・実機レビュー動画などをまとめています。
この記事の目次
HUAWEI Mate 9のスペック
機種名 | HUAWEI Mate 9 |
---|---|
ブランド | ファーウェイ |
OS | Android 7.0 Nougat / EMUI 5.0 |
ディスプレイ | 約 5.9インチ, フルHD(1080x1920ドット), IPS |
プロセッサー | HUAWEI Kirin 960 オクタコアCPU (4 x 2.4GHz A73 + 4 x 1.8GHz A53) |
RAM | 4GB RAM |
ROM | 64GB ROM |
外部メモリ | microSDカードスロット対応(最大256GB) |
背面カメラ | メインカメラ( ダブルレンズ): 1200万画素カラーセンサー + 2000万画素モノクロセンサー 開口部F2.2 / 光学手振れ補正 / 2色フラッシュ / 2倍ハイブリッドズーム 4-in-1 ハイブリッドフォーカス(像面位相差 + コントラスト + レーザー + デプスAF) |
フロントカメラ | 800万画素 (開口部F1.9 / AF) |
バッテリー | 4,000mAh (一体型) ※ 急速充電対応 5V/2A or 5V/4.5A or 4.5V/5A |
SIMサイズ | Nano SIM×2 |
対応バンド | [SIM 1] FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29 TDD-LTE : B38/39/40/41 LTE CA DL( 国内) : B1+B19/B3+B19/B1+B8/B1+B3+B8 UMTS: B1/2/4/5/6/8/19 TD-SCDMA: B34/39 CDMA2000: BC0 GSM:850/900/1800/1900MHz [SIM 2] UMTS: B1/2/4/5/6/8/19 CDMA2000: BC0 GSM:850/900/1800/1900MHz |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac準拠(2.4/5.0GHz) |
Bluetooth | v4.2 with BLE |
センサー | 加速度, コンパス, ジャイロ, 環境光, 近接, HALL, 指紋認証, 気圧, 赤外線リモコン, NFC |
本体サイズ | 高さ : 約156.9mm 幅 : 約78.9mm 厚さ : 約7.9mm |
重さ | 約190g |
測位方式 | GPS / AGPS / Glonass / Beidou / Galileo |
その他 | USB Type-C(High Speed/OTG対応) |
本体付属品 | リモコン付きヘッドセット / ケース / ACアダプタ / USBケーブル ( A to C ) / USB変換アダプタ( micro-B to C ) /クイックスタートガイド / 保証書 |
Android 7.0 Nougat + EMUI 5

最新のメジャーアップデートVerであるAndroid 7.0 Nougatをベースに搭載しており、HUAWEIならではの直感的な操作が可能な「EMUI 5.0」を採用。どちらもファーウェイのスマートフォンでは最新のものとなっており、フラグシップ・モデルをアピール。
ディスプレイ
5.9インチの大型ディスプレイを搭載。解像度は1920*1080のフルHD、IPSディスプレイで、2.5Dガラスに覆われています。
本体サイズ

両サイドサイドはベゼルレスデザインとなっており、本体サイズも高さ : 約156.9mm/幅 : 約78.9mm/厚さ : 約7.9mm、メタルユニボディ設計のスタイリッシュなデザインに仕上げています。
プロセッサー「Kirin 960」オクタコアCPU+Mali G-71 GPU
プロセッサーにはフラグシップSoC「Kirin 960」を搭載。Cortex A73(2.4GHz)×4とCortex A53(1.8GHz)×4から成るオクタコアCPUを採用しており、前モデルのKirin 950と比較してシングルコアが10%、マルチコアは18%の高速化を実現しています。
またGPUも「ARM Mali-G71」オクタコアGPU(MP8)を採用しており、グラフィックス性能も前モデルと比較して格段にスペックアップ。CPU/GPU共にフラグシップモデルであるMateシリーズ最新作にふさわしいチップセットを搭載しているのがわかります。
64GB UFS 2.1フラッシュメモリを搭載し、転送速度も一気に高速化。4GB LPDDR4 RAMによってマルチタスキングにも十分な容量・性能を備えています。
microSDカードスロット
最大256GBに対応したmicroSDカードスロットを搭載。内部ストレージは64GB ROMと大容量を搭載しながらも、外部メモリによって保存容量を確保できるのは大きなポイントです。
ちなみに片方のNano SIMスロットはマイクロSDカードスロットと排他利用になっているので、
- デュアルSIMで利用したい場合:nano SIM + nano SIM
- microSDカードを使いたい場合:nano SIM + microSDカード
となります。
第二世代Leicaダブルレンズカメラ
Leicaとのコラボで生まれた第二世代の「ダブルレンズ」カメラを搭載。背面カメラは片方が12MP+RGBセンサー、もう一方が20MP+モノクロセンサーとなっておりHonor 8と似たような構成ですが、画素数が向上しています。
ハイブリッドズームを採用することで距離のある撮影でもクウォリティを保っての撮影が可能で、光学手ぶれ補正対応、2つのレンズによる明るさ増強でのローライト撮影にも強いとしています。デュアルレンズならでは、被写界深度を捉えてのぼかし効果や再ピント合わせも可能です。RAW(DNG)やマニュアル撮影にも対応しているので、こだわりの写真撮影ができるのがポイント。
動画撮影面では光学手ぶれ補正+4K動画撮影・録画が可能。カメラ性能は今回も期待できそうです。

4,000mAhのバッテリー。2日間の使用が可能な電池持ち

HUAWEI Mate 9は4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、節電技術によって2日間の連続利用を謳います。HUAWEI スーパーチャージにも対応しているので、20分で約1日分の急速充電もOK。
フル充電時の目安は、ビデオ再生が最大20時間、音楽再生が最高105時間、3G音声通話が最高30時間、4G Web閲覧 最高20時間。電池持ちも公称値通り持てば1日ガンガン使えそうです。
SIMサイズ

Nano SIM×2のデュアル SIM仕様。セカンダリーSIMの方はmicroSDカードスロットとの共用スペースになっているので、すでに説明した通りmicroSDカードを利用するにはSIMカードは1枚運用になります。
ちなみにメインSIMスロットがLTE/3G/GSM対応、セカンダリーSIMスロットが3G/GSM対応ですが、国内でもLTE+3Gの同時待受(DSDS:デュアルSIMデュアルスタンバイ)が可能としています。
対応バンド・周波数帯
[SIM 1]FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29
TDD-LTE : B38/39/40/41
LTE CA DL( 国内) : B1+B19/B3+B19/B1+B8/B1+B3+B8
UMTS: B1/2/4/5/6/8/19
TD-SCDMA: B34/39
CDMA2000: BC0
GSM:850/900/1800/1900MHz
[SIM 2]
UMTS: B1/2/4/5/6/8/19
CDMA2000: BC0
GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi / Bluetooth
Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/acで2.4GHz/5GHz。Bluetoothも4.2 With BLEに対応しており、この辺りはフラグシップモデルということで、しっかりと新しいものに対応しています。
HUAWEI Mate 9の発売日・価格
HUAWEI Mate 9の発売日は2016年12月16日を予定。販売予想価格はは6万800円と、スペックを考えるとコストパフォーマンスの面でも納得できそうな設定です。
販売はファーウェイ・オンラインストア、家電量販店他、MVNOではイオンモバイル、エキサイトモバイル、DMM mobile、楽天モバイルなどで販売予定と報道あり。
HUAWEI Mate 9の実機レビュー動画
注目ポイントであるカメラレビューを見てみます。全体的にクリスプな画像を撮影できているのがわかりますね。マニュアルモードもかなり凝った細い設定ができるので、UIは少し複雑そうに見えますが、まあ凝った写真を撮るという点で見ればこれくらいないと、といったところでしょうか。
ハイブリッドフォーカスもしっかり動作しているようで、デイライトの環境ではマクロ撮影など綺麗な写真が撮れているのがわかります。
デュアルレンズによって被写界深度をしっかり捉えてのボケのある写真撮影が可能。通常のフォーカスも高速で正確です。暗所でのナイト撮影でも比較的高い解像感で写真を撮影できているようですね。暗所での撮影は動画の録画もかなりの高評価のようです。
全体的なレビューを見るとHUAWEI Mate 9のカメラポテンシャルは高そうなので、あとはマニュアルモードや設定の使い方次第といったところでしょうか。
HUAWEI Mate 9まとめ
HUAWEIのフラグシップモデルとして、日本でも発売が決定したMate 9。発売は12月16日ということなのでチェックしておきましょう。
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