ARROWS M01のレビューと比較

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ARROWS M01 富士通

ARROWS M01は富士通が開発したSIMフリースマートフォンです。国産機種として人気が高く、格安スマホブームの火付け役となったイオンモバイルや、人気の楽天モバイル、キャンペーンの多いNifMoでもセット販売が行われています。

今回はこちらの機種のスペックや価格、格安SIMとの相性などをレビュー・比較し、ランキングしていきます!

ARROWS M01の比較・ランキング

スマートフォンを比較・ランク付けして、オススメの機種を紹介していくページです。ランキングは以下の5項目から、星5つ満点で(★〜★★★★★)評価しています。(評価方法とランキングの方法についてはこちらをご覧ください。)

  1. スペック(性能)
  2. 価格
  3. コストパフォーマンス
  4. 格安SIMとの相性
  5. ユーザーレビュー・口コミ

スペック(性能)

 

ARROWS M01のスペック表がこちらです。ディスプレイが4.5インチで、最近のスマホにしては小柄、片手で使いやすい大きさの画面サイズになっています。

機種名 ARROWS M01 (FUJITSU)
OS Android 4.4 kitkat
CPU MSM8926 1.2GHz クアッドコア
RAM 1GB
ROM 8GB
ディスプレイ 4.5インチ HD有機EL 720☓1280
カメラ メイン 800万画素 インカメ130万画素
バッテリー 2500mAh

CPUはクアルコム製のsnapdragon 400 1,2Ghz クアッドコア搭載です。RAMが1GB ・ROMが8GBなので、同じスペックでいくとHUAWEIのAscend G6やTCT mobileのALCATEL onetouch idol2sなどが挙げられます。

このsnapdragon 400はLTE搭載の格安スマホによく使われていますが、内部メモリ(RAM)が1GBだとガンガンメイン機種として使うにはモノ足りないというユーザーの口コミが多かったです。

ホーム画面には「シンプルホーム」を搭載しているので、スマホ初心者でも使いやすいように設計されています。画面をフリックするだけで発着信履歴が確認できるのは非常に便利ですね。このように、スマートフォンが初めての方も使いやすいようなビギナー仕様になっているため、性能自体はそこまで高くありません。

シンプルホーム  ARROWS M01

国産スマホならでは、防水機能がついているのはオススメポイントですね。バッテリーもそこそこ容量があるので、ユーザーの評判では、あまり使わなければ2日もつとの情報も。

スペック:★★★ 3

価格

ARROWS M01の価格は、イオンモバイルを例に出すと36,720円です。大手キャリア・ドコモなどと比べると安いには安いですが、この性能からすると3万円くらいに抑えておくべきだったかと思います。

同じ価格帯のSIMフリースマホだと、ASUSのZenfone 2、京セラのLUCE KCP01K等が挙げられます。というか、4万近くするならドコモの比較的新しいXperia Z3 compactの中古白ロムが同じような値段で買えてしまうので、この富士通SIMフリースマホにあまりオトク感はありません。

価格:★★★ 3

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスはあまり良くないです。ユーザーレビューでも「価格と性能が釣り合っていない」との声が多く、海外SIMフリースマートフォンを購入する方が多いようです。富士通はドコモ端末でハイスペック機を展開していますが、最近基盤不良などがあったりもしたので、もう少し頑張って欲しいところですね。格安スマホとして発売するのであれば、

  • スペック 低 / 価格 安「性能はそこそこに、本体が爆安」
  • スペック 高 / 価格 中「性能が高いわりに、意外と安い」

このどちらかに該当する格安スマホが、現在うれ筋なワケです。VAIO Phoneなどもそうですが、国産スマホは「価格・性能のバランス」と「市場での立ち位置・ブランディング」がイマイチうまく出来ていない気がします。実際にSIMがフリースマホ市場では、現在ASUSとHUAWEIがほとんどの話題をさらっていっていますからね。次の端末に期待したいところです。

コスパ:★★ 2

格安SIMとの相性

富士通 ARROWS M01をMVNOの格安SIMで運用する前提で、4G LTEや3Gの掴める電波(band)を調査しました。多くのサービスが存在するドコモ系のMVNOとの相性は抜群です。

これは国内スマホのメリットとも言えますが、日本市場向けに開発しているので、LTEや3Gバンドに関しては焦点を合わせることが可能なんです。これがないと、国産を買う意味はあまりなくなってしまいますからね。

  • LTEバンド⇒band1.3.19対応(プラチナバンド含む)
  • 3G⇒FOMAプラスエリア対応

上記のように、ドコモ系MVNOの格安SIMであれば、電波をしっかり掴むことが出来るのはポイントです。

ちなみにNFCに対応しているので「おサイフケータイ」が使えると思われがちですが、ARROWS M01はFelicaに非対応なので、実は使えないです…国産モデルであれば、ぜひここには対応して欲しかったですね。

格安SIMとの相性:★★★★★ 5

ユーザーレビュー・口コミ・評判

ARROWS M01のユーザー評価は概ね満足といったところでしょうか。口コミを見ていくとやはり価格と性能が釣り合っていないという声が多いのは事実のようです。またSnapdragon 400は64-bit非対応なので、今後のサポートが気になるというレビューもありました。

評判の良い点は「ATOKの文字入力」と「バッテリー」です。電池に関しては元々大容量のバッテリーを搭載しているのでスペック通り。ATOKは富士通製端末にいつも搭載されていますが、いつも評価は上々です。

ユーザー評価:★★★ 

ARROWS M01のレビュー比較・ランキングの総合評価

上記5項目をもとにARROWS M01を総合的に評価して、ランク付けをしていきましょう。今回のレビューは以下のようになりました。

スペック 3 ★★★
価格 3 ★★★
コスパ 2 ★★
格安SIMとの相性 5 ★★★★★
ユーザーレビュー 3 ★★★
総合評価 平均 3.2

格安スマホなのに割安感を感じ取れないユーザーの声を加味したところ、総合評価は3.2点した。富士通は虹彩認識機能など面白い機能をドコモ端末で提供しているので、この辺の新技術が格安スマホにも入ってくると面白くなりそうです。今後に期待したいですね。

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