SIMフリースマホ市場で人気のZTEから、最新機種が登場しました。値段もそこそこ安く設定されているようなので、特徴やおすすめポイントを確認してきましょう。
ZTE Blade V6のスペック
Android 5.0を搭載したSIMフリースマートフォン。日本で発売されている現行のBladeシリーズでは最薄のボディを搭載しており、ディスプレイは5.0インチのHD解像度とそこそこ高精細。
チップセット(SoC)にはMediaTek製のMT6735(クアッドコア)。 RAM/ROMは2GB/16GBとスペック的にはエントリーモデル。本体性能だけ見れば、格安スマホ+αという感じで売り出す予感の新機種に仕上がっています。
商品レビューが一足早く海外で公開されていますが、1.3GHzのクアッドコアCPUはAndroidでスムーズに動いているようです。MiFavoerインターフェイスと合わさって、操作性は抜群。カラーはシルバーとグレーの2色展開です。
機種 | ZTE Blade V6 |
---|---|
メーカー | ZTE |
OS | Android 5.0 |
CPU | MT6735 1.3GHzクアッドコア(MediaTek製) |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
microSDカードスロット | ○(最大32GB) |
ディスプレイ | 5インチ HD |
カメラ | メイン:1300万画素 フロント:500万画素 |
バッテリー | 2,200mAh |
WiFi | IEEE 802.11 b/g/n |
モバイルデータ通信 | FDD-LTE(2100MHz/1800MHz/900MHz/800MHz) HSPA/WCDMA(2100MHz/900MHz/800MHz) GSM(1900MHz/1800MHz/900MHz/850MHz) |
SIMスロット | デュアルSIM スロット1: micro SIM スロット2: nano SIM(GSM専用) |
本体サイズ | 約69.5×142×6.8mm/約122g |
カラー | シルバー、グレー |
このスペックを見ていくと、「5インチ/HDディスプレイ/LTEサポート」という点で見ると「Huawei P8lite」が似ています。同じく格安スマホとして発売されている「HTC DESIRE 626」も5.0インチ/HDとなっており、SIMフリー機の購入を検討している方はこの辺りと比較すると良いでしょう。
約6.8mmの超薄本体サイズ
約6.8mmの極薄本体サイズとなっており、iPhone 6sが7.1mmということを考えるとかなり薄く感じます。 重さが約122gと軽量化されている点もポイント。
素材は「高品質6013アルミ合金とガラス」で構成された高級感漂うデザインとなっており「価格相応安っぽい」ということもないようです。また「CNC局面加工技術にによる手になじみやすい外装デザイン」を謳っています。
実際の見た目としては本体の丸みやデザインがもろに「iPhone 6s」に似ているのが気になります。最近HTCから発表された「HTC One A9」なども外観の特徴がApple製品に酷似しており、最近のスマートフォンデザインが半数iPhone寄りになっているのがなんだか残念ではあります。
多彩な写真撮影モードを備えたカメラ
海外のレビューサイトでもおすすめポイントとして取り上げられていたカメラ機能。ZTE Blade v6では低価格ながら機能が充実。
- メインカメラ 1300万画素
- インカメラ 500万画素
海外レビューでは「decent camera=まあまあのカメラ」との評判で、本体価格を考えると十分過ぎるスペックと言える仕様に。
また他社カメラアプリ同様多くの撮影モードを備えており、2016年初期は人気SIMフリー機種になりそうな予感がしてきます。
- ストロボシューティング
- 美肌モード
- オートパノラマ
格安SIMとの相性
ZTE Blade V6が対応している周波数帯、通信バンドは以下の通りです。
FDD-LTE(2100MHz/1800MHz/900MHz/800MHz)HSPA/WCDMA(2100MHz/900MHz/800MHz)
GSM(1900MHz/1800MHz/900MHz/850MHz)
ドコモ系MVNOとの相性を見てみると、メイン周波数帯の2100MHz(band 1)や、都市圏の超高速通信が行える1800MHz(1700MHz帯複合,band 3)に対応。プラチナバンド(band 19)に関しては情報がなかったのでなんとも言えませんが、800MHz帯にも対応しているので見た目上は使えそうです。
3G回線も2100MHz帯(band 1)、FOMAプラスエリアに該当する800MHz帯に対応。スペック表通りに電波が掴めると仮定すると、MVNOの格安SIM運用は全く問題なさそうです。
ちなみに本機はSIMフリー・デュアルSIM仕様となっていますが、スロット2:nano SIMに関してはGSM(2G電波)専用となっており日本国内では使えないので注意が必要です。
さらにこのスロット2がmicroSDカードスロットと兼用になっているようで、nano SIMを使いたい場合はSDカードが使えませんし、SDカードを利用したい場合はnano SIMスロットは使えません。
なので日本国内で利用する場合には「micro SIM(格安SIM) + microSDカード(nano SIMスロット)」で問題ないかと思いますが、デュアルSIMを日本で活かせる仕様にはなっていない点は少し残念です。
(追記:DMM mobileでのセット販売が決定しました!)
公式サイト:DMM mobile
ZTE Blade V6の価格
予想販売価格は26,800円(税別)となっており、スペックを見ると「ずいぶん安いな」という印象を受けます。元々ZTE(中興通訊:ちゅうこうつうじん)は中国のスマホメーカーで「Axon mini」などコスパの高い機種を多く販売しています。
公式サイト:DMM mobile
今回は国内・海外メーカーと価格・スペックを簡単に比較してみましょう。
ASUS ZenFone 2 Laserとの比較
- ASUS ZenFone 2 Laser : 約2万8000円(税込)
- Android 5.0 lollipop
- RAM/ROM 2GB/16GB
- CPU クアッドコア
- ディスプレイ 5インチHD
- カメラ 1300万画素
スペック・価格がほぼ同じの「ZenFone 2 Laser」。SIMフリースマホでは2015年超絶人気だった機種で、マーケティング次第ではBlade v6も爆売れしそうな気がしてきます。
違いあるとすればMVNOの格安SIM運用。ZenFone 2 LaserではデュアルSIMの両方がLTE/3Gで使えるようになっており、プランや月額料金の違うSIMカードを挿して切り替えすることができます。購入するならこの辺りを参考にすると良いでしょう。
arrows M02/RM02との比較
- arrows M02/RM02 : 約3万9000円(税込)
- Android 5.1 lollipop
- RAM/ROM 2GB/16GB
- CPU クアッドコア
- ディスプレイ 5インチHD
- カメラ 810万画素
国産SIMフリースマホとして注目を集めている「arrows M02/RM02」。MIL規格14項目に準拠した防水・防水などの堅牢性、おサイフケータイ機能対応などで「価格コム」のランキングも急上昇中。
価格はギリギリ4万円いかないくらいと少しプラスになりますが、上記の独自機能が必要であれば買いの1台。表面上のスペックだけで言えばBlade V6の方がコスパが高いと言えるでしょう。
ZTE Blade V6の発売日
すでにZTEジャパンはニュースリリースにて発売時期を発表しており「2015年11月下旬」となる予定です。
予約開始日
予約開始日は「一部11月12日より予約受付を開始いたします。」としており、すでに予約はスタート。もう少しで手に入るかと思われるので、気長に待ちましょう!
家電量販店・SIMフリー携帯ショップ・MVNO
購入場所は「家電量販店・SIMフリー携帯ショップやMVNO」でのセット販売を予定しているとのこと。ドコモ系格安SIMとの相性は良さそうなので、取り扱う会社は多そうですね。
(追記:DMM mobileでセット販売開始)
公式サイト:DMM mobile
ZTE Blade V6のスペック・価格・発売日まとめ
日本国内ではHuaweiの影に隠れていたZTEですが、今回の「Blade v6」「Axon mini」の発売で、一気にSIMフリー市場に殴り込みをかけてきます。
高性能・高コスパでどれだけ人気を集めるかに期待したいですね!
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